• 2003年9月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    9月12日(金) 15:00~18:00
  • 【開催場所】
    東京工業大学百年記念館、第4会議室
  • 【講  師】
    野田 茂尅 氏(当会会員)
  • 【題  目】
    「食品衛生法の解説、(PETボトルを中心として)」
    • 食品衛生法(器具及び容器包装)の解説
    • 器具及び容器包装の衛生性について
      1. • 包装材料のJISは、保護性のみを規定している。
      2. • 衛生性では下記の項目に課題が多い
        1. − 臭気 (残留溶剤、原料樹脂の低分子物など揮発物は多い)
        2. − 細菌付着
        3. − 移行物質
        4. − 異物混入・付着
        5. − 変敗
    • 食品衛生行政の機構と考え方
      1. • 農水省は生産者側、厚生労働省は消費者側の立場になりやすい。
    • 食品衛生法・乳等省令・食品、添加物等の規格基準
      1. • 牛乳容器について詳細の説明があった。
        アセプチック牛乳は3ヶ月の保存が可能、平成14年、最内装を除き、PP,ナイロンの使用が可能になった。
    • 用途別規格
      1. • レトルトパウチの規格では、落下試験を現実に合致した低所からの試験に改定した。
      2. • 清涼飲料水のみ、落下、ピンホール、封緘、耐圧縮の各試験の規格が定められている。