2013年7月10日、東京大学農学部弥生講堂で行われた日本包装学会年次大会において、
「包装学又は包装技術に関する研究において独創的かつ業績顕著であること」を理由に、
「平成24年度日本包装学会賞」を受賞した。
また同日「新規フレキシブル包装材料開発とその特性評価法に関する研究」という演題で記念講演が行われた。
ユニチカ入社後、世界で初めての二軸延伸ナイロンの商業化に従事し、新商品の特性を把握するため、
新規な評価方法を用いて実用化を図った。
これらを2009年に日本包装学会の包装学基礎講座(11)として「包装材料評価法の科学」にまとめて発刊したことなどが
受賞の理由である。
その後も二軸延伸PVAフィルムの商品化、PETフィルム企業化など40年以上にわたりフレキシブル包装に携わり、
当協会においてもフレキシブル包装全般について出前講座を担当している。
2013年5月29日、公益社団法人 日本包装技術協会の50周年記念祝典にて、感謝状を頂く。
大日本印刷株式会社時代からの永年の国際協力に多大の尽力があり、
その功績に対して表彰楯を贈呈され感謝の意を表されたもの。
定年退職後も世界の包装展視察や世界各地で包装の指導を行っている。
日本包装学会は7月4日に神戸大学百年記念会館で開催された
第17回通常総会/第17回年次大会において
『プラスチックフイルム等の熱溶着(ヒートシール)に関する研究』に
顕著な業績に対して平成19年度の「学会賞」を授与した。
合わせて同会場で記念講演が行われた。
この研究の一端は本会の事業の「出前講座」にも登録され
本会はこの研究の普及活動も行っている。
包装材料に利用されているプラスチックは既に50年以上の歴史があり、
ヒートシールは主要な加工法になっている。
従来のヒートシールの管理は接着強さの評価が主体であった。
本研究はヒートシールの接着面の温度を直接計測する溶着面温度測定法:
“MTMS”を基盤にして、ヒートシールの解析/評価で加熱温度を
パラメータにした革新的なものである。
従来法では困難であった包装材料の適正な利用方法を通して、
使用材料の削減、節減、コストダウン等の時代要請に応える利用への
反映が期待される。
日本包装管理士会は平成19年度の「優秀包装文献賞」に
菱沼技術士事務所代表・菱沼 一夫氏の発刊した
「ヒートシールの基礎と実際」(幸書房刊)を選定した。
6月17日に開催された平成19年度総会において授与した。
日本包装管理士会は近く「授賞記念講演会」を企画している。
出版社:幸書房
書籍コード:ISBN978-4-7821-0306-7 C3058
B5版,並製,197ページ,3675円(税込み)
本書は氏が長年に亘る国内外200社(件)以上で、
ヒートシールの半世紀の懸案の解析と改善の取り組み,
その対応技術の開発を集大成した
≪世界初≫のヒートシールの基礎と実際の総合書です.
本書では,従来の引張強さ依存
(凝集接着;破れシール)のヒートシールの
解析を脱出して,新規にヒートシールの
溶着面温度をパラメータにした解析を
剥がれシール(界面接着)領域に拡大して,
ヒートシール現象を革新的に
見直したものであります.
日夜プラスチックのヒートシールで苦労している
包装関係者待望のヒートシールの総合解説書と
なりましょう.
ヒートシールの新規の“常識”としての普及が
期待されます.
本協会の【出前教育】では本書に基づいた講座を
実施している.
以下の方法で容易に入手できます.
(1)最寄の書店
(2)インターネットのBook サイト
(3)幸書房:TEL(03-3512-0165)FAX(03-3512-0166)
Web サイト;http://www.saiwaishobo.co.jp/
2007年1月16日 社団法人日本包装機械工業会(JPMA)の創立40周年式典が東京にて開催され、
当会会員の
野田 茂尅
菱沼 一夫
の2氏が(社)日本包装機械工業会の人材育成機関の包装学校の講師担当の功績に対して
「業界発展功労表彰」が授賞された。
両氏の講義内容は当会の『出前教育』でも実施しています。
当会会員の菱沼 一夫(菱沼技術士事務所代表)の『ヒートシールの数量化管理の研究』に11月09日、
日本缶詰協会より「平成18年度日本缶詰協会技術賞」が授与された。
この授賞は関係学会誌に毎年間に報文化されたプラスチック容器詰め製品の製造管理技術向上に
寄与する研究を対象にしている。
授賞研究は、本協会の「出前教育」でも紹介している「溶着面温度測定法;“MTMS”」による
ヒートシールの溶着面温度をパラメータにした計測と解析法を学問的に発展させて、
昨年、日本包装学会誌に報告したものである。ヒートシールの解析、改善法の合理化の体系化を
提示したものである。
この研究の特長は、従来のヒートシールの評価である引張試験の依存から、
微細な溶着面温度を直接測定する革新的技術による解析法である。
この研究の成果は既に日本/アメリカの特許を取得していて、関連の特許の「通常実施権」や
実施上のノウハウは氏が代表を務める菱沼技術士事務所から既に公開されていて
業界への普及活動を開始している。本協会でも窓口としてコンサルティングの斡旋をしている。
是非ご利用下さい。