包装と物流に関するQ&A

包装と物流に関するQ&A

 日本包装コンサルタント協会は、研究懇話会を開催しています。
 会員以外の方の参加を歓迎しております。

 【お問い合わせ・お申し込みは白倉 昌宛まで】
    TEL/FAX:03-6684-9508
    E-mail:shirakura@kuramae.ne.jp

   (但し、参加料3,000円は当日お支払ください。お申し込み締め切りは開催日の10日前です)

【お知らせ】例会はコロナ対策のため、リアルとWeb会議で行います
2024年2月の研究懇話会
  開催日 :2024年2月8日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 :  白倉 昌(当会会員)

  題 目 : 「
炭素の旅:ペットから生まれるダイヤモンド薄膜の物語
 
     ~ペットボトルの品質保持から、ペットの遺骨メモリアルダイヤモンドの開発まで~
「概要」
 「炭素はビックバンの後の数億年を経て恒星の中でヘリウム原子核が3個あつまって
生成(トリプルアルファ反応)されるようになった。
地球全体では炭素は微小成分であり、地殻でも15番目(0.08%)に過ぎないが、
生命体では酸素に次いで2番目(約20%)を占め、その4本の結合手の反応性から地表において
数千万種の化合物を作っている。
このなかでプラスチック容器とそのガスバリヤ膜、有機物からのダイヤモンド合成と、
そのビジネスについて紹介する。」

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2024年6月の研究懇話会
  開催日 :2024年6月13日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 :  井上 伸也(当会会員)

  題 目 : 「未定
「概要」


                                         以上

開催場所の案内

かわさき新産業創造センター 
 KBIC棟 2階大会議室

 〒212-0032 川崎市幸区新川崎7-7

アクセスマップ |
新川崎創造のもり 新しい科学技術や産業を創り出す研究開発の拠点 (kawasaki-sozonomori.jp)

 

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今までの懇話会の内容

2023年

 -#2023年12月の研究懇話会(電子食品の開発)

 -#2023年10月の研究懇話会(山と海の水力発電の迷走)

 #2023年8月の研究懇話会(我々、日本の包装関係者は循環型ポリマー対応を
                     どうする。その先にあるものは
)

 #2023年6月の研究懇話会(ラベルからラベルシステムまで)

 -#2023年2月の研究懇話会(
包装材料の動向)

2022年

 -#2022年12月の研究懇話会(最新機能性ポリエステル樹脂について)

 -#2022年10月の研究懇話会(
視線解析を利用した応用解析、実用化の紹介)

 -#2022年8月の研究懇話会(
注目される循環型ポリマーの現状と今後

 -#2022年6月の研究懇話会(
段ボール包装の開封方法の変遷と最近の傾向

 -#2022年2月の研究懇話会(
売れる商品を創るための食品包装設計と課題への対応

2021年

 -#2021年12月の研究懇話会(
バイオプラスチックについて

 -#2021年10月の研究懇話会(包装・プラスチック初級講座

 -#2021年8月の研究懇話会(
ネスレ日本「Eco & System」の開発

 -#2021年6月の研究懇話会(付け焼き刃のロボット解釈

 -#2021年2月の研究懇話会(
ISOの現状とTC122(包装)の最近の活動状況

2020年

 -#2020年12月の研究懇話会(製本業の現状と課題

 -#2020年10月の研究懇話会(
ついにできた!ヒートシールの溶着面の直接的な温度制御法

 -#2020年8月の研究懇話会(
軟包装のモノマテリアル化・バイオ化・紙化

 -#2020年6月の研究懇話会(最近のパッケージから予測する今後の成長に向けての課題)

 -#2020年2月の研究懇話会(食品衛生法改正の概要

2019年

 -#2019年12月の研究懇話会(地球環境を考える時間スケールの年表を作りました

 -#2019年10月の研究懇話会(≪界面温度制御;ITC ≫の適用で現行のヒートシール技法の欠陥が明確になる

 -#2019年8月の研究懇話会(プリント配線板の包装

 -#2019年6月の研究懇話会(
包装に起因する医薬品回収事例

 -#2019年2月の研究懇話会(
軟包装におけるデジタル印刷のさらなる普及に向けて)

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今までの研究懇話会の内容

2023年12月の研究懇話会
  開催日 :2023年12月12日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:かわさき新産業創造センター&ZOOM会議  
  講 師 :  小林 光(当会関西会員)

  題 目 : 「電子レンジ食品の開発
概要」

 電子レンジ食品は1985年ハウス食品から発売されたレンジグルメが最初である。
その当時日本では電子レンジの普及率が85%と低かったこともあり、製品は衰退した。

 第二次電子レンジ食品ブームは、1988年佐藤食品から無菌的米飯の発売、
大塚食品から冷凍の「マイクロマジック」、1989年カゴメからレンジランチョン、
大塚食品から1993年「あ!あれたべよ」が発売された。

 1995
年には電子レンジ普及率も95%に達した。
1995年に法制化された容器包装リサイクル法が施工され、容器重量の重たい容器よりは
フレキシブルな電子レンジ用のパウチ製品が一般的になった。
2001
年大塚食品の「楽ちん厨房」が電子レンジパウチ製品の走りであるといえる。
これは新しい酸素・水蒸気バリアーフイルムのおかげと言える。

 マイクロ波による加熱は12.25cmの波長が作用するために、加熱ムラが発生しやすい。
また電子レンジ庫内ではマイクロ波が定在波となり加熱のポイント間の距離が短くなるが
しかし、まだ食品を均一に加熱することは難しい。
二つ目に食品によって、マイクロ波を内部にまで通すものと、
通しにくく表面で発熱するものがある。
三つ目に電子レンジの機種による差が大きいという事である。
近年ターンテーブルのないものが多く出回っている。
またターンテーブルのあるものもまだ存在する。
いろいろなムラの発生が起こる中で製品開発のヒントにしていただければ幸いである。


                                         以上
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かわさき新産業創造センター 
 KBIC棟 2階大会議室

 〒212-0032 川崎市幸区新川崎7-7

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新川崎創造のもり 新しい科学技術や産業を創り出す研究開発の拠点 (kawasaki-sozonomori.jp)

 

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2023年10月の研究懇話会
  開催日 :2023年10月12日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 :  大森 弘一郎(当会会員)
  題 目 : 「山と海の水力発電の迷走
「内要」
 エネルギ安全保障は原発や核融合でなく、再エネで行くべきだと思う、
 その中の小水力への努力は役に立ちそう。そういう訳で黒潮発電が出来ないか、
 羽根を作ってテストした(特許取れた、ビデオあり)が、もっといいものに挑戦中です。
 小水力の適地調査では50カ所ぐらい見つけた、報告書を札幌の小水力大会で配ります。
 未だ成果の無い迷走中です、その報告をします、ご意見を頂きたいと思います。

                                           以上

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2023年8月の研究懇話会
  開催日 :2023年8月10日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:かわさき新産業創造センター&ZOOM会議  
  講 師 :  住本 充弘(当会会員)

  題 目 : 「
我々、日本の包装関係者は循環型ポリマー
         対応をどうする。その先にあるものは
「内要」
1interpack.2023の要点
 interpack2023 はコロナで影響で 6 年ぶりに開催された。
 61か国2807社の出展、来場者は156か国、143,000人。
1.欧州7 か国にあるオレフィンの 回収 stream を利用した PE 、 PP のモノマテリアル仕様の推進、
 バリア性付与技術、 PCR 利用 が花盛りである。
2.紙を一次包装に利用する動きも活発で、
 ①ほどほどの水蒸気及び酸素バリア性、②耐油脂性、③ HS 性、④現在の紙の回収 stream が
 利用できる古紙再生性 に対して、充填包装機の改良ができている。
3.今回は、recycled plastics の認証機関 が出展しており、欧州市場における recycled plastics を
 一定以上配合する義務化、
 recyclableの第三者認証の必要性が現実となった背景が感じられる。
4.世界の包装業界も小ロット化の波が押し寄せ、大量生産体制にプラスして 小ロット生産体制
 確立も必要で印刷では デジタル化 が目立つ。

2.日本でモノマテリアル仕様の包装食品を製造した場合、包装面でのメリットはなにか
1.容リ法でプラマーク品は、プラスチック製容器包装に分類され家庭からの排出品は、
 市区町村で回収され、登録の再生処理事業者に登録内容に基づく再商品化を委託している。
2.今後モノマテリアルの包装製品を販売した場合、家庭からの排出品はプラマークで
 排出され、市区町村でプラスチック製容器包装のベールとなる。
3.回収する市区町村は、ベールの品質基準と異物の判定基準に課題を抱えている。
4.選別ラインでどのようにしてモノマテリルを選別できるか?
 OPP/CPP だけではない。
 PET/LLDPE, OPP/LLDPE 、 ONY/LLDPE などラミ品が多い。できないあるいは
 難しい現状であり、勝手に技術的に可能性があると判断してモノマテリアルの良さを
 アピールすることは、グリーンウォッシュと言われても致し方ない。
5.そろそろ正しい表現を行うべきである。
6.96%がPP で、4%がバリア性材料、印刷インキ、接着剤に由来する PP が
 主材料のフィルム。

3.循環型ポリマー利用促進で何が今課題か
1.メカニカルリサイクル用には今後アップサイクリングのために、脱インキ、
 剥離技術(裏刷りの脱インキ及び素材分離)が必要である。
2.ケミカルリサイクル用には異物除去など以外は素材ごとの分別などは不要であり、
 食品残渣付着もシステムにより問題ない。
3.メカニカルリサイクル用は再生設備の投資費用もケミカルよりは負担が少なく
 対応しやすいが食品接触用途は限定される。
4.回収品の選別技術確立に向けて世界の各社は開発努力をしている。
5.透明バーコード(HolyGrail 2.0 initiative )、画像とロボット Recycleye 社)、
 CEFLEX(非食品用途)、カナダの軟包装材料回収・再生再利用プロジェクトなど
6.選別品は、溶剤利用(APK社)、水性剥離剤利用(スペイン企業)、
 溶融押し出し(EREMA),国内脱インキ装置メーカーなど
7.国内では、コンバーター、成形メーカー、食品メーカーなどの廃棄プラスチックを
 回収して再生再利用。
8.メカニカルR.ケミカルR.Bio-R共に必要であり、最終の廃プラはケミカルR.
 あるいはBio R で原料ナフサとなり、石油由来のナフサの使用量削減に貢献する。
9.食品包装に利用するr PE, r PP の供給をどうするかである。


4.日本の課題題
1.日本の各社は国内向けであるので、Circular Economy は意識するが、
 EU などの世界情勢は無関係で現状維持で石油由来と時々bio based 由来の包材を
 使用し続ける 。
2.わが社は、環境対応方針であり、包装は循環型パッケージ、循環型ポリマー利用を
 前向きに進める。
3.日本の課題
 EUは 、 recycled plastics 利用が 義務であるが、国内はそうではない 。
 企業がrecycled plastics を利用しようとしてもペレットあるいは利用したフィルムの
  入手が困難である。
 国内向けにrecycled plastics を利用してもコストアップになるだけでメリットは
  少ないと打算的に考える企業。
 Recycledplastics を利用した包装製品であっても、即購買促進には
  つながらないので、他社の様子をみる。
 プラスチック包装は、日本の場合、ラミネート品が多く、回収品の選別が難しい。
 Recycled plasticsを利用しても、国内では欧州のように認証機関がなく、
  費用を出して認証を得ても国内向けには意味がないと打算的ではあるが考える。
 EU市場に輸出する場合は、認証等を得ている樹脂を使用するので今のところは
  様子見である。
 東南アジア地域もEU 志向であるが、海外向けの包装製品はストップする。

4.課題解決に向けて
1.このような状況では、日本の包装は世界から取り残される。
2.EUの規則が世界の包装の考え方をリードしているので、日本も世界の流れに
 乗るしかない。
3.EUの第三者認定制度を国内の機関が認可され、国内でも認可業務が OK に
 なればどうなるか。
4.日本のラミネート品の選別技術が開発されれば、メカニカルリサイクル用に、
 世界に技術輸出できるだろう。
5.産官学連携で開発する必要があると思うが
6.Recycled plastics利用促進の税制上の優遇措置など必要ではないか。
7.包装業界関係者が結集して対応策を考え出すことが必要ではないか。

                            以上

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2023年6月の研究懇話会
  開催日 :2023年6月8日(木) 15:00~16:30      開催場所:
ZOOM会議  
  講 師 :  山田 一夫(当会関西会員)
  題 目 : 「ラベルからラベリングシステムまで

[概要]
  商品に合った、デザイン、ラベル素材形状、接着剤より最適なラベルをご提案し、
 生鮮食料品、日用食品、日用雑貨、酒造、飲料水、薬品、化粧品、紙パルプ、物流、工業製品、家電製品等
 あらゆる業界向けラベリングシステムをご紹介します。

1.ラベルの歴史
 1960 年代からシール・ラベル用粘着素材が国内でも製造され、
 1970 年代には自動印字・ハクリ機・ ラベル自動貼り機 が市場され始めました。
2.貼る、包む、魅せるラベリングシステム!
 シールラベル印刷の技術をベースに、お客様のご要望に合わせたラベル貼り機の
 操作性と経済性に優れた機器、システムを開発しご提案させて頂きます。
3.シール・ラベル用原紙
 上質タック紙、アートタック紙、コートタック紙、合成紙、和紙タック、クラフトタック、など
 一般サーマル、二色発色サーマル、物流用サーマル、合成紙サーマルなど
4.粘着剤
 ①強粘着剤:オーバーラミネート用粘着剤、汎用タイプ、ポリオレフィン用粘着剤、冷凍・冷食用粘着剤など
 ②再剥離(弱粘着タイプ):紙基材用1~4
5.インキ
 オプティカルセキュリティインキ、蛍光インキ、スクラッチインキなど
6.加工
 一般加工(ハーフカット、ド‐ム加工など)、特殊加工(特殊形状加工、マイクロ文字加工など)
7.シールラベルの種類
8.ラベリングシステム
 ①省スペースタイプのスマートラベラー、
 ②ラベル貼り付け角度変更可能
 ➂ラベル変換のタイムロス削減
 その他さまざまな用途に応じたラベルシステムの説明があった。

                             以上

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2023年2月の研究懇話会
  開催日 :2023年2月9日(木) 15:00~16:30      開催場所:ZOOM会議  
  講 師 :  小国 盛稔(当会会員)
  題 目 : 「包装材料の動向

[概要]
 過去20年間の包装材料全体、包装材料としての紙•板紙製品、プラスチック製品、金属製品、
ガラス製品、木製品の出荷量、出荷金額及び重量当たりの出荷金額がどの様に変化したか、
その要因は何か、また、PEの単価変化とナフサ単価の相関について説明した。

                                         以上

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2022年12月の研究懇話会
  開催日 :2022年12月8日(木) 15:00~16:30
  開催場所:
かわさき新産業創造センター,
ZOOM会議  
  講 師 : 井上 洋一郎(当会会員)
  題 目 :
最新機能性ポリエステル樹脂について

[概要]
 多様なポリエステル樹脂を全世界へ供給をしている韓国財閥系化学メーカーの
SK Chemicals.製樹脂(環境適性・機能性)を中心に最新情報をお知らせ致します。

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かわさき新産業創造センター 
 

 〒212-0032 川崎市幸区新川崎7-7

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2022年10月の研究懇話会
  開催日 :2022年10月20日(木) 15:00~17:00
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 川井 重弥(当会会員)
  題 目 :視線解析を利用した応用解析、実用化の紹介

[概要]

 ・飲料検査の視線解析事例の紹介
 ・遠隔操作での視線解析応用
 ・農業・林業・漁業に於ける視線解析とAI解析の組み合わせ応用
 ・生産工場に於ける視線解析による品質管理向上、マニュアル化
 ・動的視線解析に於けるヒートマッピング方法(特許化)
 ・脳波と視線解析、音声解析を合わせたマーケティング手法
       (東工大大学院 共同研究)
 ・視線解析と骨格解析を合わせた解析(オリンピックに向けて共同研究)
       (桐蔭横浜大学大学院 共同研究)
 ・VRと視線解析の融合
       (東工大大学院+東京工科大学大学院+桐蔭横浜大学大学院 共同)
 
・教育現場での集中力、保育児の行動解析と視線解析での活用
                                          以上

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2022年8月の研究懇話会
  開催日 :2022年8月4日(木) 15:00~17:00  
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 住本 充弘(当会会員)
  題 目 :「注目される循環型ポリマーの現状と今後

[概要]

●循環型ポリマーの主な内容
 包装設計時点での配慮事項、reverse engineering
 ケミカルリサイクル及びメカニカルリサイクルの国内外の状況、
 国内外のCircular Polymers(再生材料、certified resins)の利用事例
 石油ベース、certified resins, bio-based polymersの利用関係の考察、
 Certified resinsの安全衛生性へのFDA,EFSAの対応と登録された樹脂の事例
 等について説明致します。

●包装の主なトレンド
1.2015年のパラダイムシフト以来、経済活動の考え方が大きく変化。
2.特に地球環境保護の面、①地球資源の節約、②温暖化防止対応 から
 脱炭素志向、省エネルギーとなった。
3.包装においてもSDGs 対応から全ての材料の パッケージは
 基本的に循環型パッケージ へと変化してきている。
4.特にプラスチック材料は、使用後は回収して再生再利用する方向 で
あり、焼却、使い捨ては原則不可である。
5石油由来のプラスチックの使用量を削減し、回収プラスチックを
 原料とした certified circular polymers の使用量が次第に増加し
 ( 配合量 30 %以上 )、
  足りない量はbio based polymers で補給する構図となるだろう。
6.機能性は重要なファクターであり、環境対応を考慮した機能性包装が
 重要である。特にスマホを活用する connected package の伸び。
7.適正数量の製造については、これからのコンバーティングには
 必須の課題であり、 循環型 polymers の 量的・グレード的な供給体制、
 コストパフォーマンスが課題となる。
●循環型ポリマーのまとめ
1.パッケージ産業はライフスタイル、社会基盤の変化に対応し先端技術を
 取り入れ消費者・使用者ニーズ及び社会課題を解決することが基本。
 成熟産業だが 革新への挑戦 から新しい包装が出現する 。
2.トレンド、予兆を読み取る力量が必要である。
3.SDGs対応は多種多様であるが、 社会課題に役立つ包装の開発を
 絶えず心掛ける。
4.従来技術の改善も必要であるが、軟包材の回収・再生再利用への注力 や
  新しい包装の開発も必要 である。
 石油由来材料の包材の回収及び原料として再利用の Loop,
 Circular Packaging の実施、再生可能原材料由来の Bio Polymers の活用及び
 再生再利用。
5.特にプラスチック製の包装、容器、トレイ、軟包装は他の素材と同じように
  再生再利用を促進 しなければならない。
6.Circular Packagingは、包装材料だけでなく、装置、充填機械、システムにも
 言えることである。 修理・改良できる設計が必要 である。
7.全体としての考えは、Sustainable Packaging であり、必要に応じ
  Life Cycle Assessment(LCA) を参照すべきであるが、結果は配慮して
 検討すべきである。
8.日本の包装産業はものつくりに優れている。これにソフト面を強化 する
 ことによりさらに発展する。
9.自社開発だけでなく、他社との Collaboration で新しい包装を開発できる。
10.技術及びソフト面でも、Smart Packaging にも開発力を注がなくてはいけない。
 スマホの利用 がこれからは必要である。
11.包装の供給面では、必要な数量の製造体制の確立、廃棄包材の削減 を
 徹底すること。
12.CircularPackaging を目指して業界が結束し活動するところに
 明るい包装産業の未来がある。
13.各自が自主的に活動 することにより、包装産業は成長できる。
14.軟包装材料の再生再利用技術は、世界でもまだ確立されていないが、
 日本は容リ法があり、回収しやすいシステムがある。
15.出来るだけ排出の段階である程度素材ごとに分類しておくことが
 後工程での 選別や選別品の品質保持 が可能となる。
16.回収品は必ず選別作業が必要であり、バール化して次の工程に
 供給されることになるだろう。
17.いずれかのケミカルリサイクル、メカニカルリサイクルを行うにしても、
 ある程度素材ごとに分類されたバールを利用する方向になると思う。
18.国全体として、世界の動きをみながら、消費者も当然巻き込んだ形で
  軟包装材料のみならずその他の包装材料も再生再利用を促進することが
 必要 である。
                     以上

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2022年6月の研究懇話会
  開催日 :2022年6月9日(木) 15:00~16:30  
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 小坂 正美(当会関西会員)
  題 目 :「段ボール包装の開封方法の変遷と
                    最近の傾向

[概要]

 流通業界における、店頭陳列の合理化が進められる中で段ボール包装についても
SRPなど店頭陳列での作業工数低減の工夫が求められている。
そのキーポイントでもある、段ボールの開封方法について、
過去から現在までの様々な取り組みを紹介された。
具体的には、
レガシーな開封方法、段ボール加工と易開封の進化、易開封による効果、
JPC受賞作品による事例、特許検索方法及び検索結果、スーパーマッケット店頭での易開封段ボールの実態、
について説明された。

                          以上
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2022年2月の研究懇話会
  開催日 :2021年2月10日(木) 15:00~16:30 
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 野田 治郎(当会会員)

  題 目 :「
売れる商品を創るための
            食品包装設計と課題への対応

[概要]
 1.食品における容器包装の目的と役割
  (1) 食品包装を取り巻く環境の変化
  (2) 現在、食品包装に求められている機能
 2.売れる食品を創るための包装設計の留意点
  (1)食品メーカーが求める新包材
   ・検討中の新製品のパッケージコンセプトにぴったり適合する新包材
   ・現行製品の長年の問題点を解決する新包材
  (2) 品質保持のための包装設計
  (3) ユニバーサルデザインと包装設計
 3.食品容器包装の動きと将来展望
 3-1 食品衛生法改正: 包装材料のポジティブリスト化への対応
  (1)包装材料の安全・衛生性確保の考え方
   ・食品衛生法に適合する
   ・過去に問題となった物質を含まない
   ・添加剤は必要最少限とする
  (2)改正食品衛生法
   ・HACCPの制度化、器具・容器包装のポジティブリスト法制化など7項目
 3-2 高齢者対応包装
  (1)筋力・視力、適応力・根気が低下した高齢者が利用しやすい商品の提供が必要
 3-3 電子レンジ対応包装
  (1)電子レンジの解決すべき課題
   ・包装のさらなる進化、間違った使い方でも失敗しない
   ・電子レンジの進化、オート機能化
 3-4 持続可能な社会の実現に対応する包装
  (1) 包装の環境対応の課題
   ・モノマテリアル化
   ・バイオマスプラスチック
   ・生分解性プラスチック
   ・リサイクルプラ 安全性が担保できるか
   ・脱プラスチック
  (2) 食品ロス対策
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2021年12月の研究懇話会
  開催日 :2021年12月9日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 :  大西 敏行(当会会員)
  題 目 : 「バイオプラスチックについて
         ~
その特性と容器包装での使用例

[概要]
 1.バイオプラスチックの種類と特性:生分解樹脂(PLAなど)、

  植物由来樹脂(バ
イオPE、バイオPP、バイオナイロン、バイオPET、PEF、バイオPCなど)、の
  各種バイオプラスチックのメーカー、構造式、製造プロセス及び特徴について解説。

 2.採用状況と事例:バイオプラスチックの、主に包装容器への使用事例をメーカーと製品写真を用いて説明。

 3.市場:バイオプラスチック市場の拡大には、下記がキーとなる。

  ・グローバル企業がリーディングカンパニーとしての役割を果たす事。

  ・従来の樹脂に比べて割高な製造コストをいかに抑えるか。

  ・消費者に「持続可能な社会を目指す」素材であることを、どのように認知・啓蒙していくか。

                        以上
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2021年10月の研究懇話会
  開催日 :2021年10月14日(木) 15:00~16:30      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 :  毛利 憲夫(当会会員)

  題 目 : 「
包装・プラスチック講座初級”包装分類編”
      と”バイオプラスチックの基礎”

[概要]
 新入社員教育、包装技術教育など、主に社員教育、社内プレゼンテーションに
使用した資料をもとに再編集し、ピンポイントでなく、俯瞰的な”包装とプラスッチック”の世界を
案内します。
 また、関連して世界的なプラスチックの環境問題においての環境対策のひとつの対応手段としての
バイオプラスチックについての概要を紹介します。
バイオプラスチックにおいては、バイオマスプラスチックと
生分解(バイオディグレイタブル)プラスチックの違いと、中国における生分解でない
プラスチックの使用の規制、禁止(2020年1月)の内容を紹介します。
 また、地球温暖化問題における温暖化ガスの発生と吸収について
20年ほど前に作成した図解資料ですが一部、加筆した内容を紹介します。
                        以上

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2021年8月の研究懇話会
  開催日 :2021年8月12日(木) 15:00~16:30   
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 今田 克己(当会関西会員)
  題 目 : 「
ネスレ日本「Eco & System」の開発
  
(副題) ソリュブルコーヒー詰替用製品のパッケージコンセプトとその実現

[概要]
  紙製容器でのインスタントコーヒーの製品化は業界初の試みであり、

 機能的にはアロマバリアと瞬間的に詰替ができる画期的な容器である。

 2008年に発売され、4年かけて環境適性をレベルアップさせて

 最終包装仕様となって9年を経過した。その開発状況を振り返る。

                       以上

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2021年6月の研究懇話会
  開催日 :2021年6月10日(木) 15:00~16:30   
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 大森 弘一郎(当会会員)
  題 目 : 「
付け焼刃のロボット講釈

[概要]
 ファナックの見学でロボットに詳しいと誤認され、
 東京パックでの講演をすることになりました。

 事前に企業を回って知識を仕入れる予定が コロナで動けません。
 やむなく座学で話を纏めましたが、実体験の無さは悔しく、
 当日は200名の会場に50名弱聴衆の関心を掴めず苦労しました。
 
 その内容を報告し。皆様の参考に供します
             以上
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2021年2月の研究懇話会
 開催日 :2021年2月10日(水) 15:00~16:30   
 開催場所:ZOOM会議  
 講 師 : 白倉 昌 (当会会員)
 題 目:「
ISOの現状とTC122(包装)の最近の活動状況

[概要]
 国際標準は、公正な基準により世界貿易の発展を支援し、
 また製品・サービスの消費者・エンドユーザーを保護し、
 認定製品が国際的に設定された最低限の基準に適合していることを保証することを目的としている。
 近年は新技術の競争においてISO規格のようなデジュール標準(公的標準)を勝ち取ることが
 デファクト標準よりも自社の強みの技術を急速に普及して利益を得るスキームが注目されている。
 このときの特許許諾の条件について事例を合わせ紹介する。
 また最近のISOの規格開発活動におけるコロナウイルスの影響と、
 DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを紹介する。
 また中国、韓国を中心とした包装新技術(スマート・アクティブ包装等)の国際規格化のリーダーシップに
 ついて紹介する。
                            以上

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2020年12月の研究懇話会
  開催日 :2020年12月10日(木 ) 15:00~16:30  
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 小山 武夫 (当会会員)
  題 目 : 「製本業の動向と今後の課題

[概要]

 印刷業・製本業は、デジタル化の進展で紙離れが進み、紙の印刷物の減少が止まるところを知りません。
特に出版印刷は、電子書籍の普及などで紙の出版物が減少し、印刷業・製本業も大きな影響を受けています。
この10年で印刷業の企業数は30%減少し、製本業は同40%も減少しています。
 2018年10月、全日本製本組合工業会は“このままでは製本会社がなくなる”の異常事態を宣言しました。
取引顧客に対し、契約書や発注書の明確化、支払い期日の厳守、過大な品質要求の排除、
急な仕様変更の廃止などを要望しました。
これらの改善は、メーカーと顧客が一体となって取組まなければ効果が上がってきません。
多様化する通信メディアを活用し、顧客との情報の共有化を図っていかねばなりません。

今までの成功経験を捨て、顧客と一体になって、「何でもできる」から「何ができるか」へ
サービスの内容を変化させていくことが必要になります。
経営努力により、利益を確保している企業も多くあります。
これらの企業は独自の経営改善努力を継続して行っています。
各企業は「ニッチ+ワンストップで突きぬける」とともに“顧客満足のサービス・ソリューション”を
効果的に提供していくことがますます重要になってきています。

                    以上

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2020年10月の研究懇話会
  開催日 :2020年10月8日(木 ) 15:00~17:00      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 菱沼 一夫 (当会会員)
  題 目 :
ついにできた! 
       ヒートシールの溶着面の直接的な温度制御法

[概要]
 「時間調節」ではできなかった究極のヒートシール技法を提示します。
 「界面温度制御」はヒートシール、インパルスシールに適用できる
 画期的な技法です。

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2020年8月の研究懇話会
  開催日 :2020年8月5日(水 ) 15:00~16:30      
  開催場所:ZOOM会議  
  講 師 : 土屋 博隆 (当会会員)
  題 目 : 「
軟包装のモノマテリアル化・バイオ化・紙化

[概要]
 欧州のプラスチックス戦略と軟包装の環境関連の最近の話題について報告する。

1.欧州のプラスチック戦略
 ①EUプラスチック戦略ビジョン
  ・2030年までに、すべてのプラスチック容器包装は、再利用可能に。
 ②中国の廃プラスチック輸入禁止への対応

2.軟包装材料のモノマテリアルか
 ①欧米コンバーターの動向
 ②日本コンバーターの動向
 ➂日本の材料メーカーの動向

3.バイオマス化
 ①バイオマス化の意義
 ②バイオマス化材料
 ➂バイオマス材料の軟包装への利用
 ④バイオマス関連特許
 ⑤軟包材の紙化
         以上

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2020年6月の研究懇話会
  開催日 :2020年6月11日(木 ) 15:00~17:00      
  開催場所:Web(ZOOM)会議 
  講 師 : 住本充弘 (当会会員)
  題 目 : 「
最近のパッケージから予測する
         今後の成長に向けての課題

[概要]
 
interpack 2020がコロナウイルスの件で延期になったが、
 世界では次々と新しい包装が発表されている。
 日本は若干受け身の感じであるが、最近の世界の包装事情からみた今後の開発課題を
 想定した。
 若干情報の収集に偏りがあるが、独断と偏見でまとめた内容にについて紹介する。

[パッケージのキーワードは]
 ・公開情報では、プラスチック包材の再生利用が圧倒的に多く、次のLess packagingや
  再生しやすい包装形態が提案され実用化されている。
 ・空気利用など新しい包装形態が提案され実用化されている。
 ・紙の見直しの面から、バリア製付与の提案や冷凍食品に採用の事例がある。
 ・包装機械、印刷機械などの加工機メーカーが機械の製造だけでなく、
  生産工程の管理などを含むプラットフォーム構築を電機メーカーなどと
  組んで提案してきている。
 ・生産面では、世界的にも小ロットから中ロット対応の方式を確立し、大ロット対応と
  生産工場を分けている場合がある。
 ・包装材料では、グラフィックデザインだけでなく、消費者とのコミュニケーションを
  強く図る方向で、interactive package,connected packageやネット購入の商品の
  正規品確認方法など偽造防止技術がクローズアップされてきている。
  スマホを如何に活用するかが、今後の包装にとって重要であり、startup企業との
  連携が目立つ。
 ・新しい技術を発展途上国が導入する事例が出てきている。

                     以上

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2020年2月の研究懇話会
  開催日 :2020年2月13日(木 ) 15:00~17:00      
  開催場所:かながわ県民センター 303会議室 
  講 師 : 増尾 英明 (当会会員)

  題 目 : 「食品衛生法改正の概要

[概要]
 
食品衛生法の15年ぶりの大改正の内容について紹介する。
 1.食品用器具・容器包装に関する改正のポイントは、
 
「4.“食品用器具・容器包装”にポジティブリスト制度導入」で、
  食品用器具と容器包装について、安全性を評価して安全が担保された物質でなければ使用できない仕組みである
  ポジティブリスト制度を導入すること。
  ・ポジティブ制度の対象となる材質は、先ずは合成樹脂とする
   対象樹脂種類は61種類(ドラフト段階)、ポリオレフィン等衛生協議会関連31種類、塩ビ関連32種類、熱硬化性樹脂関連6種類、
  ・添加剤は2500物質があるが、現在までに1360物質が使用可能になっている
  ・合成樹脂の原材料は、ポジティブリストに収載された物質でなければならないが、
   食品に接触されず、人の健康を損なう恐れのない定めた量を超えて食品に移行しない場合はそれ以外の物質も使用可能
  ・溶出試験は、使用可能温度で~70℃、~100℃、101℃~の3段階となる
  (注)多層フィルム等の内層(セカンドレイヤー)からの溶出も対象になる

 2.器具は、飲食器、割ぽう具その他食品又は添加物に使用され、食品又は添加物に直接接触する機械、器具など
  容器包装は、食品又は添加物を入れ』または包んでいるもので、食品又は添加物を授受する場合、そのままで引き渡すもの
  (注)容器包装メーカーは対象だが、フィルムなどのメーカーは含まれない

 3.改正された食品衛生法は、2020年6月1日施行、5年内の猶予期間を設ける

                             以上

開催場所の案内
  
かながわ県民センター 
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
                  電話:045-312-1121(代表)

 アクセス:
  ・JR・私鉄「横浜駅」西口・きた西口を出て徒歩5分
  ・横浜市営地下鉄「横浜駅地下鉄出口8番から、地下街を通り、「中央モール」を左折し
   「北6」出口を出て徒歩2分

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2019年12月の研究懇話会
  開催日 :2019年12月12日(木 ) 11:00~12:00      
  開催場所:カナガワ労働プラザ  第4会議室
  講 師 : 大森 弘一郎 
(当会会員)
  題 目 : 「地球環境を考える時間のスケールを作りました。
         それで問題を考えましょう

[概要]
 私たちが避けているわけにはいかないのが地球環境問題です。
46億年昔に地球に誕生して以降、人類は20万年前に生まれたと言われることを、
我々は断片的に知っています。
 それを体験できる時系列にしたスケールを発明しました。
ログスケールで60億年前から1万年先までの年表を作成しました。
 下記年表は、地球環境関連の研究者を主とした年表です。
天才的研究者がオーバーラップして次々と現れてきていることがわかります。



開催場所の案内
 
カナガワ労働プラザ
  https://www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp/l-plaza/

 〒231-0026
 横浜市中区寿町1丁目4番地 神奈川県立かながわ労働プラザ
  TEL:045-633-5413 FAX:045-633-5416
 交通
  JR京浜東北・根岸線「石川町駅」中華街口(北口)徒歩3分
  JR京浜東北・根岸線「関内駅」南口から徒歩8分
  横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町駅」出口2徒歩12分
  横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」出口1徒歩12分

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2019年10月の研究懇話会
  開催日 :2019年10月10日(木 ) 15:00~17:00      
  開催場所:かながわ県民センター  306会議室
  講 師 : 菱沼 一夫 
(当会会員)
  題 目 : 「
≪界面温度制御ITC の適用で
      現行のヒートシール技法の欠陥が明確になる

[概要]

1.はじめに
 永く、ヒートシール技法の[温度]、「時間」、「圧着圧」が個別のパラメータとして扱うことが信奉されている。
「圧着圧」は独立のパラメータで扱うことができるが、熱伝導現象では
「温度」「時間」分離することはできない。
熱接着(ヒートシール)の加熱温度は溶着面(接着面)温度が的確な定義である。

ラボでは溶着面温度測定法:“MTMS”よって各種条件下の溶着面温度応答の精密な計測は可能であるが、
製造工程では、微細センサを製品毎に挿入できないので、On-Lineの全数計測はできない。

現状は「温度応答」と「到達時間」の標準化データを参照して、無理やりに、圧着時間の≪限時制御≫で操作して来た。
多くの“識者”は(対応技術の不備があるので)接合面の到達温度の定義を避けている。
筆者は、2006年に妥協的対応策として、
材料が接触する加熱体表面温度の≪検知/調節≫と加熱の平衡温度領域の加熱条件;
CUT(95)
≪時間制御方式≫を提案している


しかし、平衡温度加熱では、加熱時間が0.7s以上≫と長いので、
現場要求の0.30.5s≫の要求に応えられず全面的な普及に至っていない。


この度、加熱体の表面に微細センサを常設して、ヒートシール材の表面側の温度応答を直接検知して、
(溶着面への熱流計測による)
溶着面温度応答を直接的に制御する
≪界面温度制御;ITCの開発に成功した。
この革新技術を展開して、加熱温度を指標にした短時間加熱の製造現場の課題改革と真のヒートシール技法の高度化を図る。
併せて従来技術の今後の適用の「取捨選択」の仕方を提示して、各位のコンサルティングの一助を試みたい。


2.主な講演内容:

1)【De Facto Standard DFS】を主体に従来技術の適正性の是非の解析/評価
(2) どうして、従来技術は凝集接着(モールド接着)に偏重したかのDLDeep Learning
   QAMM解析)の解析結果 → “一条シール”の開発背景を紹介
3)溶着面温度応答制御ができなかったために設定されてきた対処策(姑息策)の一覧
(4) ≪界面温度制御≫の詳細:*開発背景、*論理設定と理論開発、*実機の試作、
   *試作機
の性能、*何が改革されたか
5≪界面温度制御≫の協業展開;“一条シール”特許と合わせた特許ライセンスの協働拡販

以上

開催場所の案内
 
かながわ県民センター 1502会議室(15階)
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
                  電話:045-312-1121(代表)

 アクセス:
  ・JR・私鉄「横浜駅」西口・きた西口を出て徒歩5分
  ・横浜市営地下鉄「横浜駅地下鉄出口8番から、地下街を通り、「中央モール」を左折し
   「北6」出口を出て徒歩2分

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2019年8月の研究懇話会
  開催日 :2019年8月8日(木 ) 11:00~12:00      
  開催場所:カナガワ労働プラザ  会議室
  講 師 : 小松 信夫 
(当会会員)
  題 目 : 「プリント配線板の包装

[概要]

1.プリント配線板の役割
2.プリント配線板の種類
3.表面処理
4.包装の実際
5.今後求められる姿
6.まとめ

        以上

開催場所の案内

カナガワ労働プラザ
  https://www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp/l-plaza/

 〒231-0026
 横浜市中区寿町1丁目4番地 神奈川県立かながわ労働プラザ
  TEL:045-633-5413 FAX:045-633-5416
 交通
  JR京浜東北・根岸線「石川町駅」中華街口(北口)徒歩3分
  JR京浜東北・根岸線「関内駅」南口から徒歩8分
  横浜市営地下鉄ブルーライン「伊勢佐木長者町駅」出口2徒歩12分
  横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」出口1徒歩12分

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2019年6月の研究懇話会
  開催日 :2019年6月13日(木 ) 15:00~17:00      
  開催場所:かながわ県民センター  302会議室
  講 師 : 石原 健 (当会会員)

  題 目 : 「包装に起因する医薬品回収事例

[概要]
 医薬品においては、法令に違反する表示や誤字脱字による回収が後を絶たない。
 この表示の間違いによる回収を防ぐには、正しい法令の知識を有すると共に、
 過去の回収事例を知ることが必要と考える。
 本講演では、自社(医薬品メーカー及び包材メーカー)起因となる医薬品
 回収防止を目的として、回収事例の公表が開始された20004月から
 20183月までの回収事例の解析、具体的な回収原因を基に解説する。
 

開催場所の案内

 かながわ県民センター 1502会議室(15階)
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
                  電話:045-312-1121(代表)

 アクセス:
  ・JR・私鉄「横浜駅」西口・きた西口を出て徒歩5分
  ・横浜市営地下鉄「横浜駅地下鉄出口8番から、地下街を通り、「中央モール」を左折し
   「北6」出口を出て徒歩2分

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2019年2月の研究懇話会
  開催日 :2019年2月6日(水 ) 15:00~17:00      
  開催場所:かながわ県民センター  1502会議室
  講 師 : 住本 充弘 (当会会長)

  題 目 : 「軟包装におけるデジタル印刷の
                 更なる普及にむけて

[概要]
 日本にもやっと、軟包装用にデジタル印刷が普及し始めた。
 現状の事例及び現在の課題を具体的な事例で説明し、
 今後さらに普及するための解決課題について言及する。

「今後、軟包装にデジタル印刷は定着するためのまとめ」 
 1.デジタル印刷は、軟包装用の印刷として伸びる
 2.デジタル印刷は、グラビア印刷、フレキソ印刷と補完し合い、今は競合関係でない
 3.インキ開発(特色、ボイル用途、表刷りなど)が必要
 4.用途拡大のため、シュリンクフィルム等薄いフィルムやテンションを架けられない素材用に
  印刷機構の改善が必要
 5.1種類のインキでの万能タイプは難しい。インキの交換システムの工夫が必要
 6.普及のために同業での協業が必要
 7.印刷のきれいさはさらに改良が必要
 8.印刷速度は向上する。小ロット対応から中~大ロットまでの対応が可能になる
 9.デジタル印刷は、グラビア印刷、フレキソ印刷との使い分けが一般的になる
 10.デジタル印刷を活用したpackaging4.0のプラットフォームが構築され、
  軟包装業界の勢力図が世界的に変化する
                    以上

開催場所の案内
 かながわ県民センター 1502会議室(15階)
 http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5681/access.html

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
                  電話:045-312-1121(代表)

 アクセス:
  ・JR・私鉄「横浜駅」西口・きた西口を出て徒歩5分
  ・横浜市営地下鉄「横浜駅地下鉄出口8番から、地下街を通り、「中央モール」を左折し
   「北6」出口を出て徒歩2分

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包装と物流に関するQ&A