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包装と物流に関するQ&A

 日本包装コンサルタント協会は、研究懇話会を開催しています。
 会員以外の方の参加を歓迎しております。

 【お問い合わせ・お申し込みは住本 充弘宛まで】
    TEL/FAX:044-987-1126
    E-mail:sumi1901@jcom.home.ne.jp
 

   (但し、参加料3,000円は当日お支払ください。お申し込み締め切りは開催日の10日前です)

今までの懇話会の内容

2013年


  −#2013年12月の研究懇話会(食品メーカーの立場からの包装設計と開発事例)

  −#2013年10月の研究懇話会(出版業界の現状と課題)

  −#2013年8月の研究懇話会(2020年に実現が期待される包装新技術の展望)

  −#2013年5月の研究懇話会(IPDLをどんな時に使うのか)

  −#2013年3月の研究懇話会(射出成型技術と不良品対策)

 
−#2013年2月の研究懇話会(パソコンの使い方)


2012年

 
−#2012年12月の研究懇話会(Scanpack2012とスウェーデン企業のパッケージビジネス戦略)


  −#2012年9月の研究懇話会(我々が畏敬する太陽の素顔)

 
 −#2012年7月の研究懇話会(印刷業界の動向と経営環境)

 
 #2012年5月の研究懇話会(食品容器包装に再生材料を使用する場合の法規制に関する我が国の政府原案

  #2012年3月の研究懇話会(
何故、福島第1原発は暴走したのか?−その原因の究明−


  #2012年2月の研究懇話会(包装環境理解のためのカリキャラム

2011年

  #2011年12月の研究懇話会(インターパック2011について

  #2011年9月の研究懇話会(
清涼飲料用PETボトルの最新状況)

  #2011年7月の研究懇話会(
日本のエネルギーの現状と今後の対応)

  #2011年5月の研究懇話会(
『得意技』のインターネットを利用したグローバルコンサルティングの方法と実際

  #2011年2月の研究懇話会(
包装開発における知的財産制度の活用について

2010年

  #2010年12月の研究懇話会(
容器包装に関する世界主要国家の法規制(ポジティブリスト))


  #2010年9月の研究懇話会(
仕事と遊びの混合物から―私の開発手法)

  #2010年7月の研究懇話会(
段ボール包装の現状)

  #2010年5月の研究懇話会(包装機械とシステム)

  #2010年3月の研究懇話会(包装と機能性フィルム)

  
#2010年2月の研究懇話会
(容器包装アーカイブス)

2009年

  
#2009年12月の研究懇話会
(Scan Pack 2009 及び 北欧企業視察レポート)
  

  
#2009年9月の研究懇話会(中国製造工場における5S活動)
  
  
−#2009年7月の研究懇話会(企業再生について)
  

  
−#2009年5月の研究懇話会(容器包装リサイクルの最新事情)
  

  −#2009年3月の研究懇話会(食の安全・安心を支える容器包装の最新事情)
  
  −#2009年2月の研究懇話会(
清涼飲料用PETボトルとキャップ)

2008年

  −#2008年12月の研究懇話会(「interpack2008」変化し始めた包装ビジネス)

  −#2008年9月の研究懇話会(我国のエネルギーの現状とバイオマスへの期待)

  −#2008年6月の研究懇話会(包装容器の臭気と香り対策)

  −#2008年5月の研究懇話会(消費期限、賞味期限について)

  −#2008年3月の研究懇話会(「南米の乳製品包装事情)

  −#2008年2月の研究懇話会(ヒートシール解説書」出版記念講演会

2007年

  −#2007年12月の研究懇話会(南米の包装・世界の包装動向から)

  −#2007年9月の研究懇話会(環境適合包装)

  −#2007年7月の研究懇話会(ISO品質と環境のどちらが先か?)

  −#2007年5月の研究懇話会(IT成熟度・活用・支援ツール)

  −#2007年3月の研究懇話会(お客さんを感心させるプレゼンテーションづくり)

  −#2007年2月の研究懇話会(輸送包装技術の基礎知識)

2006年

  −#2006年12月の研究懇話会(超感度迅速酸素測定器:APIMS)

  −#2006年9月の研究懇話会(製袋充填包装のいろいろ)

  −#2006年7月の研究懇話会(中国広東省包装事情と中国製紙動向)

  −#2006年5月の研究懇話会
(日本のコンバーティングの生い立ちと歩み)

  −#2006年3月の研究懇話会
(企業の利益の向上とコンサルタントの役割)

  −#2006年2月の研究懇話会(真空包装機はいかがですか)

2005年

  −#2005年12月の研究懇話会(ICタグの活用、今後の活用)

  −#2005年9月の研究懇話会(食品容器の安全性について)

  −#2005年7月の研究懇話会
(環境会計)

  −#2005年5月の研究懇話会(包装商品量目管理と革新)

  −#2005年3月の研究懇話会(包装設計技法)

  −#2005年2月の研究懇話会(プラスチック容器包装廃棄物リサイクル)

2004年

  −#2004年12月の研究懇話会
(易開封性にみられるアクティブパッケージについて)

   −#2004年9月の研究懇話会 (プラスチックフイルムの最適設計)

  −#2004年7月の研究懇話会 (ボケを科学する)

  −#2004年5月の研究懇話会 (有事事態における包装・物流技術者のあり方)

  −#2004年3月の研究懇話会 (韓国の包装事情)

  −#2004年2月の研究懇話会 (ヒートシールの極意)

2003年

  −#2003年12月の研究懇話会 (シュリンク包装システムの提案から実施まで)

  −#2003年9月の研究懇話会 (食品衛生法の解説)

  −#2003年7月の研究懇話会 (包装用フイルム製造におけるAPS)

  −#2003年5月の研究懇話会 (当たり前にやれば成功する事業)

  −#2003年3月の研究懇話会 (食品包装とリスクマネジメント)

  −#2003年2月の研究懇話会 (PETボトルへのDLCコーティング)

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今までの研究懇話会の内容

2013年12月の研究懇話会
  開催日 :2013年12月10 日(水 ) 15:00〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 野田 治郎(当会会員)
  題 目 : 「食品メーカーの立場からの包装設計と開発事例」

[概要]
 食品メーカーで長年、食品包装の研究開発、新製品に対する包装設計、
容器包装の環境対策・安全性の確認などに携わってきた経験からの
包装設計と開発事例を説明した。

1.食品メーカーを取り巻く環境変化
 ・安全・安心への意識の高まりも大きな環境問題だが、
  高齢化が最大の問題となる。

 ・元気な高齢者は、2,000万人以上(2007年)と推定され、
  職への高い関心を示している。
2.食品包装設計の基本的な考え方
 ・「おいしさ」「健康」[安心]を追求した商品を提供することであり、
  包材はこれを実現する手段であり、商品の価値を決定する。
 ・食品包装に求められる機能は、
  「品質保持」「環境対応」「ユニバーサルデザイン」「品質保証」である。
3.食品包装設計の進め方
 ・食品包装の設計で考慮すべき要因
  「食品の変質要因」「環境要因」「社会的要因」「適法性」「生産性」などがあり、
  「商品コンセプト」との整合性が第1に重要である。
 ・商品コンセプトとパッケージコンセプトは同時並行的に考えていく。
 ・包装設計に対するチェック項目
  生産数量、包装形態、資材コスト、包装経費、充填条件、ライン適性、
  保管・流通条件、使用適性、環境適性、適法性、表示事項など 
  多岐にわたる。
4.事例
 ・酸素バリア性ボトルの事例を紹介した。

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2013年10月の研究懇話会
  開催日 :2013年10月10 日(木 ) 15:00〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 小山 武夫(当会会員)
  題 目 : 「出版業界の現状と課題について」

[概要]
 出版業の現状と今後の課題について報告する。

1.出版業界の問題点
@出版物の売上は、長期低落傾向
 1996年の2兆6,500億円をピークに対前年比3%減で推移
 2009年には、1988年以来の2兆円割れとなり、低落傾向は続いている
A新刊点数は増え続け、新刊の洪水
 新刊点数が増加しないと、売上が上がらない仕組み
 再販制度と委託制度がこの傾向を増長させている
 返本率は40%程度から減少せず,出版物の廃棄が増加している
B出版物の「陳腐化」と「消費財化」
 「軽い出版物」の増加で、「重厚な本」が減少
 「読みたい本」や「取っておきたい本」がなくなってきている
 もう、読みたい本がない状況

2.電子書籍の今後
@電子書籍は期待されたほどは伸びていない
 電子書籍の書籍に占める割合は、2013年3.8%、2012年/2011年3.3%と期待ほどは
 伸びていない。
 米国は、2011年17%から2012年25%に急増したが、数字は業界の政策的な面が強く
 この半分程度と言われている。日本では、読書習慣の違いなどから20%程度が
 限界になろう。
A出版物と電子書籍の共存
 電子書籍は、入手の容易さ、持ち運びの便利さなど多くの利点があるが、
 文字よりは画像のイメージが強く、人間が思索するうえでは出版物は不可欠との
 報告もある。
 コスト面の問題があるが、出版物と電子書籍は、今後も共存することになる。

                        以上

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2013年8月の研究懇話会
  開催日 :2013年8月27日(火) 10:00〜11:00
  開催場所:横浜情報文化センター
  講 師 : 住本 充弘 (当会会員)
  題 目 :「2020年に実現が期待される包装新技術の展望」

[概要]
1.2020年に期待されるパルプ、セルローズ技術の概要

 1)抄紙技術
  −薄くても強度、腰がある軽量・腰強化・平面平滑の薄紙・板紙の供給
  −ある程度深絞り成形可能な薄紙・板紙の実用化
  −Micro fiber cellurose、Nanofibrillated cellulose配合の薄く腰のある紙
 2)抄紙技術のバック技術
  −浅絞りトレー用板紙は、スウェーデン、ビレルード社で市販
   スライスハム、肉用途にPE/EVOH/PEをラミしてガスフラッシュ用に利用
 3)紙の製造時のコーティング技術
  −微細な顔料やクレイのコーティング技術が確立
 4)パルプの探究、セルローズ誘導体の展開
 5)透明なガス選択透過フィルムの幕開け

2.2020年に期待されるナノテクノロジー技術の概要

 1)プラスチックの造核剤に利用したマスターバッチの利用
  −薄肉化、強度アップ、透明性向上、腰の付与に効果あり
 2)ナノ化と平行してサブミクロン化も活発
 3)適用事例:
  ナノコンポジット、バイオポリマー、アクティブ化、インテリジェントパッケージ

3.2020年に期待される包装加工技術の概要

 1)期待される包装加工技術
  −20〜30%の軽量化等減量。発砲、延伸、コンポジット化、配合技術の駆使
  −次のターゲットのオレフィン樹脂は、ほぼ目途が立つ
  −複合フィルムの再生再利用
  −加工エネルギーは再生可能エネルギーに依存
  −Perfpormance Packagingが進み、物流を含めたトータル包装コストの考えが進む
  −工場はロボット化、センサー化、24時間稼働の無人工場が進む
  −Economical sustainability,Social responsibility,Protection of the environmen,
 2)印刷技術の展開
  −日本も表刷りの軟包装が増加
  −フレキソ印刷の軟包装用他が増加
  −擦り出しの原反ロスが減少
  −インクジェット印刷が小ロット用に稼働
  −包装に機能組み込みが増加。
   パッケージ表面に情報端末の情報提供手段、RFIDの印刷
 3)加工技術
  −レーザー技術超音波技術の多用。易開封技術にレーザーの活用
  
4.2020年に期待される新しいパッケージ形態技術の概要

 1)軟包装材料による立体容器
 2)新形状の立体紙容器
 3)空気の逆流機能付き容器
 4)電磁調理器対応パッケージ
 5)INNOVATION PACKAGE

5.2020年に期待される食品包装技術の概要

 1)Save Food と食品保存技術
  −無菌及び無菌化包装の拡大
  −食品のロングライフ化
  −グローバルに包装食品を供給
 2)食品の超高圧処理の技術が進展
 3)チルド及び冷凍・解凍技術の進歩

                  以上

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2013年5月の研究懇話会
  開催日 :2013年5月16日(木) 15:00〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 大森 弘一郎 (当会会員)
  題 目 :「IPDLをどんな時に使うのか」

[概要]
 「IPDL(特許電子図書館)をどんな時に使うのか」について
インターネットを使い、以下の使い方を説明した。

1.IPDLをどんな時に使うか
2.古い文献を見る方法
3.IPC分類で探す
4.その技術分野の重要性を探る
5.やっている企業や人を知る
6.発明の流れを見る
7.人の分野を見る
8.目次で次々に見る
9.全文を見たい時に
10.入れる言葉を短く
11.マイナスも使う
12.着想のヒントを掴む
13.他人の考えていることを見て
14.要点をまとめると
 −言葉で検索、言葉の組合せで検索、図で内容を理解。
 −図でヒントを掴む、文で権利範囲を知る、文で技術内容を知る、
  件数で技術のポジションを知る、全体から開発意欲を知る。
                 以上
  

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2013年3月の研究懇話会
  開催日 :2013年3月15日(金) 15:00〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 杉崎 喬(当会員)
  題 目 :「射出成形技術と不良品対策 」

[概要]
射出成形全般について詳細な説明がなされた。
1.射出成形の歴史
2.射出成形とは
 @射出成形機
 A射出成形用金型
 B射出成形工程
  −型閉じ・型締め、射出・保圧工程、冷却工程、可塑化工程
  −可塑化・軽量・射出、型締・突出装置、
  −駆動方式
  −金型、スクリュー
3.射出成形作業
 @型開
 A低圧型閉、高圧型開
 B射出圧縮と保圧
 C冷却と軽量
 D射出ユニットの後退
 E型開け、製品突出
4.成形条件
 −成形温度、金型温度、スクリュー回転数、射出圧力、保圧、クッション量、
 −射出時間、保圧時間、冷却時間
5.射出成形不良と対策
 −バリ、過充填、ショートショット、
 −ヒケとボイド、ウエルドライン、反り、変形
 −銀条痕、フローマーク、糸引き、異物黒点、焼け、ジェッティング
 −寸法不良
 −突出しピン跡、転写不良
6.生産効率化とコストダウン
                                以上

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2013年2月の研究懇話会
  開催日 :2013年2月8日(金) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 菱沼 一夫(当会員)
  題 目 :「パソコンの使い方と活用法 」

[概要]
会員は、パソコンを持参し、講師の指導のもと、実技講習を行った。
資料作成についてのパソコンの使い方について、講師より詳細な指導があり、全員が
パソコンを操作して、技術の習得を行った。
                                 以上

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2012年12月の研究懇話会
  開催日 :2012年12月6日(木) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 住本 充弘 (当会員)
  題 目 :「Scanpack2012とスウェーデン企業のパッケージビジネス戦略」

[概要]
スウェーデン企業のパッケージ戦略の特徴的な項目は以下のとおりである。

1.産学官の密接な連携
2.生き残り戦略
 テトラパックに代表される森林資源を活用した林産産業から製紙業、包装産業への発展
3.ビジネスモデル
 ビジネスモデルは、@基礎研究で用途を見出し、A特許出願、B探究、
 C試作品の市場での評価、D資金調達、F製品の供給とライセンス契約
 大学の学問の成果を、実用に結びつけるテーマが主で、展示会は情報交流、顧客ニーズの
 把握の重要な位置づけである
4.研究のあり方
 大学も、実学に重きを置き、目的を明確化し、研究成果の商品化・実用化に努め、
 顧客の競争力・発展に寄与することを主眼にしている
5.ビジネスのスタイル
 ビジネス展開は、開発者/多量に製造できるコンバーター/製品を採用する顧客の3者で
 の実用化開発と販促推進のシステムが明確に根付いている
6.市場と消費者・使用者の洞察(insight)
 多くの情報をいかに料理するかのinsightが重要
 潜在ニーズを探り当て、最新の技術で完成し、それをビジネスに持ち込む戦略
7.インターネットの世界を駆使あるいは活用
 @ネットワーク化
  必要な情報を短時間で得られる組織・システムとしてパッケージビジネス
  情報ネットワークが構築されている
 A高価なソフトなリーズナブルの使用
  インターネットを活用した安価で利用可能なソフト利用ビジネスが構築されている
8.加工技術としての印刷等コンバーティング技術
 印刷技術の駆使と後加工技術の駆使がうまい
                          以上

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2012年9月の研究懇話会
  開催日 :2012年9月6日(木 ) 10:00〜11:30
  開催場所:神奈川県情報文化センター会議室
  講 師 : 大森 弘一郎(当会員)
  題 目 :「我々が畏敬する太陽の素顔 」

[概要]
 ガリレオは太陽の黒点を観察しすぎて失明したといわれています。
 黒点の少なかったマウンダー小氷河と同じようなことが近く現れると言って、
 地球温暖化対策に水を差す学者がいますが、私は太陽活動こそが
 人間を生かすものであると言う基本の中で、包装を含めてすべてを考える必要が
 あると思っています。
 その太陽の素顔をご紹介します。
                        以上

開催場所の案内
  開催場所:神奈川県情報文化センター7F会議室
  
  ・みなとみらい線 [日本大通り]下車徒歩1分(3番出口は情文センター直結             

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2012年7月の研究懇話会
  開催日 :2012年7月12日(木) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 小山 武夫(当会員)
  題 目 :「印刷業界の動向と経営環境 」

[概要]
印刷業の動向と経営環境について下記の内容で説明する。
●印刷業は多種多様な印刷物を作り続け、経営環境の急変するなか、
 2010年の印刷物の出荷額は、6兆円プラスになっており、2007年を除いた
 直近の10年、  対前年比3%強の減少が続いている。
●印刷業は、デジタル化の進展とマスメディアの多様化により、経営環境が一変し、
 環境に対応した業界変革が喫緊の課題になっている。
●従来型印刷市場は縮小したが、デジタル印刷・電子書籍など新たに成長する分野も
 現れている。事業環境の変化で、業界再編も活発化している。
●印刷企業は、大幅な減収減益が続いている。各社は、生産性の合理化に
 鋭意取り組んでおり、改善努力は限界の状況である。一方、売上の低下で
 間接費比率が増加しており、管理部門の合理化が主要テーマになってきている。
                                 以上

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2012年5月の研究懇話会
  開催日 :2012年5月9日(水 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 増尾 英明(当会員)
  題 目 :「食品容器包装に再生材料を使用する場合の
               法規制に関する我が国の政府原案 」

[概要]
PET
ボトル、発泡ポリスチレンなどのリサイクル材料を食品容器の原材料として
再利用する場合、その安全性を担保する為の法規制がわが国では
現在定められていない。
 そこで本年32日の薬事・食品衛生審議会に於いて、規制の原案が
厚労省より提示され、検討の結果、これが承認された。
 この規制原案概要を解説する。併せて、わが国食品業界の動向を述べる。
                        以上

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2012年3月の研究懇話会
  開催日 :2012年3月16日(金 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 菱沼 一夫(当会員)
  題 目 :「何故、福島第1原発は暴走したのか?
                  −その原因の究明− 」

[概要]
東日本大震災に連動して起こった福島第1原発の暴走は『不幸中の不幸』となった人災である。
 4基の原発がほぼ同様な経過を示して、再現性のある暴発に至った。共通する直接的原因は冷却機能の喪失であったが、大地震の衝撃による構造物の破壊が主たる原因ではなかった。

 安全設備は機能状態にあったのにも係わらず、取り返しのつかない大事故に結びついたのは、政府や電力会社が構築した“安全神話”の自縄自縛と不具合指摘の組織的な隠蔽による自動非常冷却の正常的な作動を妨げていたことにある。 もしベントが正常(自力動作)に行われていたらメルトダウンは起きても小規模の空焚き災害で抑えられた筈である。既に2010年代には“安全神話”は崩壊していたので、廃炉の決断が必要であったことが推察できる。そのマネージメントのなかったことが重ね重ね悔しいと言える。
 しかし、最大の暴走原因は過度の「浪費」と「娯楽」を求めて、その政治と経営を容認してきた我々1人1人にあることを自覚したい。そして今後のエネルギー問題の熟考の一端にしたい。
 筆者は公表された200点以上の情報と調査を幣所の “複合起因解析”に懸けて、その発生原因のメカニズム解析を行った。その内容と結果を提示する。
                              以上

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2012年2月の研究懇話会
  開催日 :2012年2月9日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 大須賀 弘(当会員)
  題 目 :「包装環境問題理解の為のカリキュラム 」

[概要]
  一口に環境問題といっても、人により公害問題ととらえたり、地球環境問題として
とらえたり、さらに1992年のリオでの環境会議のアジェンタ21をベースに論ずる人もいる。 
環境包装問題となると、皿に個人差が出てき、単の容リ法だけを論ずる人もいる。
 演者は1997年に日本包装技術協会から約230頁の『容器包装リサイクル法』単行本を
刊行したが、それ以前から現在まで約20年にわたり包装環境問題を勉強してきた。
 最近、この問題を20時間かけて講演する機会があったので、その時のカリキャラムを
解説し、この問題の構造を理解するための参考としたい。

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2011年12月の研究懇話会
  開催日 :2011年12月8日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:神奈川県情報文化センター7F会議室
  講 師 : 住本 充弘(当会員)

  題 目 :
インターパック2011について

[概要]
1.海外企業に見る先見性と投資力。
   バックアップする実行力とグローバル展開力
2.根底に流れるSustainability、Safety(安心、安全性)、Convenience(利便性) 
3.小ロット対応の具体的事例
  インクジェットの台頭(HP,AGFA,Heidelberg)
4.先端技術導入に積極的な海外パッケージング
5.パッケージの店頭効果
6.効率性の追求・・・efficiency,cost-performance
7.食品の保存・節約への対応
8.次世代パッケージングへの対応
9.インターネットは、ビジネスの場であると共に、開発商品の提案の場
10.軟包装の容器化:VOLPAK,BOSCHの2社
11.市場参入:使えるように体制を整える。一つの使用できるシステムとして提案
12.台頭する開発途上国
13.小品管理の発想・・・Track & Trace
14.パッケージの商品の品質、食品・飲料では美味しさの追求、使い勝手、表示方法
15.ロボットの多用

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2011年9月の研究懇話会
  開催日 :2011年9月8日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 杉崎 喬(当会員)
  題 目 :「清涼飲料用 PET ボトルの最新状況 」

[概要]

1.はじめに
  飲料用のPETボトルの最近の状況について、その概要を説明する。

2.わが国の飲料用PETボトルの歴史

3.飲料の種類(全国清涼飲料工業会の統計資料から抜粋)

4.飲料の品目別生産統計(同上)

5.容器別生産量のトレンド


6.PET樹脂について

7.PETボトルの成形加工(二軸延伸コールドパリソン法)

8.飲料用PETボトルの種類と充填方法のトレンド


9.キャップのトレンド

10.充填機と充填方法の変遷

11.バリア性付与技術の進歩(多層、コーティング)

12.リサイクル関係(PETボトル協議会資料)

               以上

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2011年7月の研究懇話会
   開催日 :2011年7月7日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 鹿毛 剛(当会員)

  題 目 :
日本のエネルギーの現状と今後の対応

[概要]
 昨年6月に政府はエネルギー基本計画を閣議決定し、非化石エネルギーによる
 ゼロエミッション電源比率を
2030 年までに70%まで高めることを目標に掲げた。
 再生可能エネルギーが
20%で原子力は50%である。

 原発計画では2020年までに9基、2030年までに5基の計画である。

 福島原発の事故で今後のエネルギー政策の見直しは必至である。
 省エネについては、当然のことであるが、下記の項目について概要を述べる。

(1) 日本のエネルギーの現状

2) 電源別発電構成の現状

3) 再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電、バイオマス等)の展望

4) 化石燃料での技術開発(高効率天然ガス複合発電、石炭ガス化複合発電、
   
CO2 回収・貯留)

5) 次世代エネルギー
                  以上

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2011年5月の研究懇話会
   開催日 :2011年5月12日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 菱沼一夫(当会員)

  題 目 :
『得意技』のインターネットを利用した
             グローバルコンサルティングの方法と実際

[概要]

◆発表要旨:
1「得意技」の整頓と体系化
2「得意技」のをどうビジネスモデルに変換するか
3「得意技」をどのようにしてインターネットで有名にするか
4「得意技」のグローバルインターネットコンサルティングの実施の具体的な方法

主な発表内容:
1)グローバルに通用する「得意技」の定義
2)インターネットの特性把握と「得意技」の展開
3あなたの得意技をインターネットに掲載(引用)させるノウハウ
4)見ず知らずのクライアントとの対応、コミュニケーション方法の実際
  ・引き合いの進行、
 ・受注、
 ・精算の手順方法:事例を元に説明

(5) 英語の不自由を補完するメールのやり取りと報告書の作成方法
6)精算方法
  1)見積書の作り方、
  2)請求書の作り方、
  3)送金方法の限定、

  4
)振込口座の設置方法、
   5)外貨の日本円への交換方法:手数料、レート、振り込み期間
7)各国の取引感覚の寸評:アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、スペイン、
  エジプト、ヨルダン、タイ、韓国(円支払い)、中国、日本国内 等々


「得意技」の特徴化: 新ヒートシール技法MTMSの新展開を事例にして
1)「得意技」の社会的ニーズとの関係解析
2)従来技法の課題(論理上、経済上)の合理的解析
3)ヒートシールの「パンドラ箱」の開封!
4)「得意技」の説明(事例)
5)「得意技」の今日的な期待機能への反映
6)従来技法(JISASTM)の欠陥の提示
                           以上

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2011年2月の研究懇話会
   開催日 :2011年2月10日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 :白倉 昌 (当会員)

  題 目 :
包装開発における知的財産制度の活用について」

[概要]

概要
1.知的財産的創造サイクルの強化による産業再生
2.知的財産のマネジメントと課題
3.包装製品に関連する産業財産権の概要
4.特許出願かノウハウ秘匿か
5.ノウハウ保護の留意点
6.発明把握法 限定要素の追加or 削除による発明把握
7.産学連携の留意点
8.共同開発の留意点
9.実施許諾(ライセンス)の実務
10.容器技術での特許侵害事件例
11.パッケージデザインの知的財産マネージメント
12.デザインと模倣、 デザインでの係争事例と不正競争防止法
13.知的財産情報の調べ方と活用
14.包装産業の持続的発展のためのキーワード
15.ライセンス契約上の主要な制限事項
 

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2010年12月の研究懇話会
   開催日 :2011年12月8日(水 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 増尾 英明(当会員)

  題 目 :
「容器包装の原材料に関する世界主要国の法規制
                           (ポジティブリスト)」

[概要]
1.世界各国の法規制のタイプ
 @米国(FDA) AEUの統一規格基準 B中国の新制度 C日本の法規
2.日本の法規制
 @容器包装に関する基本法は「食品衛生法」
 A食品衛生法で容器包装に使用してよい物質は約50種類
3.日本の法規制を補完する業界の自主規制基準
 ポリオレフィン等衛生協議会 30樹脂、約600種類の添加剤
 塩ビ食品衛生協議会      1樹脂、約500種類の添加剤
 塩化ビニリデン衛生協議会   1樹脂、約400種類の添加剤
4.米国FDAの最近の動き
 @FDAの認可方式
 AFCN制度の特徴と廃止の動き
5.EUの食品包装に関する法規制
 @統一規制の法規化
 AEUのPLの対象
 BPL対象の拡大
6.中国の法規制
 @容器包装に関する基本法
 Aプラスチック原材料用の添加剤に関するPL
                           以上
 

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2010年9月の研究懇話会
   開催日 :2010年9月9日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館3F手島誠一記念館S
  講 師 : 大森 弘一郎(当会員)

  
題 目 :「仕事と遊びの混合物からー私の開発手法」

[概要]
 
1、私の快心の作、HOPAC363
2、開発は仕事か趣味か
3、仕事の中にも、遊びの中にもニーズがある、生活そのものが開発の素
4、キッチンラボ 台所、風呂場、庭、
5、ヒマラヤから3Dへ

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2010年7月の研究懇話会
   開催日 :2010年7月7日(水 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 井上 伸也(当会員)

  題 目 :
「段ボール包装の現状」

[概要]

1.日本の包装産業の現状と動向

2.段ボール産業の現状と動向

3.輸送包装容器としての段ボール箱

4.段ボールの包装設計.
  形状・寸法・強度
  性能評価(包装貨物試験ほか)

5.特殊な段ボール(機能性段ボール)

6.段ボール製造設備と段ボール品質

7.段ボール原紙の品質性能
          
         以上   

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2010年5月の研究懇話会
   開催日 :2010年5月13日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館
  講 師 : 有光 茂(当会員)

  題 目 :
「包装機械とシステム」

[概要]

1.包装機械業界の現状

2.包装機械の生産実績

3.包装機械の分類と機種
A)包装機械と荷造機械
 a) 個装、内装機械
 (1)包装用計量、計数機 (2)充填機        (3)びん詰機     (4)かん詰機
 (5) 製袋充填機      (6)容器成型充填機 (7)ラベル貼機    (8)小箱詰機
 (9)上包機               (10) シール機      (11) 収縮包装機     (12) 真空包装機
 b) 外装、荷造機械
 (1)ケース詰機       (2) ケース糊付機       (3)テープ貼機  
 (4) バンド掛機       (5)ひも掛機         (6)パレタイザー
B) 製袋機械
 (1) 製袋機         (2)スリツター 
C)紙工機械 
 (1)製ばこ機械             (2)段ボール製造機械

4.包装システム
A)粉体・粒体包装システム
B) 固体充填包装システム
C)レトルト食品包装システム

5.包装機械の運転状況(DVD)
A)縦、横型ピロー包装機
B)ロータリー式充填包装機
          
         以上   

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2010年3月の研究懇話会
   開催日 :2010年3月18日(水 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館2F 大会議室
  講 師 : 中山 秀夫 (当会員長)

  題 目 :
包装と機能性フィルム

[概要]
 包装の目的であり、役割でもある最も基本的な機能は、製品(内容品)に対する保護性、安全衛生性、利便性および販売流通適性であるが、一方では、これらの基本的な機能を十分備えたうえで、包装の環境負荷低減化を軸とする“3R”への対応が、包装の役割として求められている。

 最近では、消費パターンの変化やニーズの多様化に対する包装の高機能化が新しい包装の役割として捉えられ、当然ながら様々な商品の包装を可能にするとともに機能性包装の開発を促してきたといえる。

 例えばスマートパッケージや酸素または水蒸気スカベンジャーなどのアクティブ型バリヤ材が注目されている。

 ここでは、これらのアクティブ・パッケージングの現状と最新事例を紹介する。

 1.容器包装に要求される役割と機能
 ・液体用詰め替え容器
 ・カーボンフットプリント表示の仕組み、表示例、
 ・カーボンオフセットの仕組み、事例
 2.環境問題と包装の役割

 3.アクティブ型バリヤ包材
  ・Active Packaging 、Intelligent Packaging、Smart Packaging とは、
  ・レディミールの包装技法
  ・レトルトパウチ食品
  ・オキシガード容器
 4.容器包装の利便性機能
 ・ヒートシール機能
 ・イージーカット機能
 ・ジッパー付きパウチ
 ・環境適応性(UD,
共用性、CO2削減型包装)
              以上

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2010年2月の研究懇話会
   開催日 :2010年2月10日(水 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館2F 大会議室
  講 師 : 野田 茂尅 (当会会長)

  題 目 :
容器包装アーカイブス

[概要]
1.はじめに
 容器包装開発とその実用化のための法制定と改定時の実態について述べる
2、レトルトパウチ
@1965年O食品会社とSファミレス会社の要請で高密度ポリエチレンを使用したレトルトパウチの開発に着手
A1968年2月ボンカレーが世界最初のレトルト食品として誕生
BPP,ポリエステル、アルミ箔の層構成で強度と空気遮断性を改良、ファミリーレストランの普及に貢献した
C1968年レトルト・シュウマイ(崎陽軒)誕生、全国ブランドになる
D昭和52年2月レトルトパウチの用途別規格が告示され、平成19年強度試験などが改定された
E開封性の改善として、「素材の改善」「レーザーによる切り欠き」「機械的押切などによる切り欠き」等が行われている
F電子レンジ対応とごみ処理の問題から、アルミレスパウチの開発が急がれている

3.清涼飲料水用ペットボトル
@1977年厚生省より清涼飲料水用ペットボトルが使用可能なように規格改正の要望があり、同年規格改正が行われた。1982年に食品衛生法告示改正され、使用が可能になった
A日本には、清涼飲料業者が約4,600社あったが、コーラの参入で約1,600に社に激減した。
ペットボトルの承認許可でさらに清涼飲料業者は危機感を抱き、大反対運動が起った
B1985年キリンビバレッジが1.5LPETボトルを使用。
Cペットボトルの認可にはごみの焼却時の健康被害の問題があり。ペット業界は500cc容器はコスト競争力がないので製造しないと説明した。このため、500ccボトルは10年間製造できなかった
D1996年500ccペットボトルの使用ができるようになる
Eペットボトルの普及には、消費者の要望以外の制約条件があった
                            以上

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2009年12月の研究懇話会
   開催日 :2009年12月10日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:きゅりあん(品川区立総合区民会館)
  講 師 : 住本 充弘 (当会会員)

  題 目 :
Scan Pack 2009 及び 北欧企業視察レポート

[概要]
・スウェーデンのパッケージング関連企業には、革新的な中小企業と大手多国籍企業の両方があり、研究開発に重点を置き、産官学の連携が確立されている。
・インキュベータ、パートナーの活用が上手である。

・人口が910万人ほどしかいないため、どの産業も外需に目を向けた輸出が盛ん、パッケージング産業も同様。
・素材製造などの技術ライセンスを外国の企業に販売したり、システムごと外国の企業に“輸出”し、現地生産を基本に展開。
・パッケージ産業の輸出に注力している。

北欧独特のパッケージ開発システムがある。それは、大学、独立した研究機関、企業の連携であり、スウェーデンでは、「IDEOM」と呼ばれる大学及び研究機関によるベンチャーや、小企業の開発支援システムである。建物の中に負担にならない程度の費用で事務所を構えられ、そこの施設や研究者との交流による開発支援・促進のシステムが成功している。

・政府補助や企業支援で運営されている独立した研究機関、例えば、今回訪問したBroby Grafiska, INNVENTIAやルンド大学などがパッケージ産業の発展に貢献している様子が伺える。まだ多くの研究機関、たとえば、今回は訪問できなかったが、フィンランドのVTT Technical Research Center of Finland などまだ、興味ある多くの研究機関があると思う。

・パートナー選びによる研究開発の促進も成功しているようである。自社の立場を明確にし、対等な立場での研究開発や組織を作り、競合他社も一緒に基本技術を開発するなど、合理的な開発体制を仕上げている。

・システム化が得意と紹介されたが、まさにそのように商品のみならず、開発の仕方も上手にシステム化しているようである。・更に、成果をグローバルに展開する基本的なスタンスがあり、液体紙容器で成功したテトラパックや最近では、プリンタブル エレクトロニクスのCypak社などは、その代表例と言える。

・素材は、森林産業の延長線での紙・セルロースの有効活用が盛んで、Scan Pack 2009でも後述するようにバリア材など革新的なパルプ・紙・農業廃棄物の用途の技術開発が進んでいる。例えば、Scan Packに出展の MID SWEDEN UNIVERSITYのように紙及びその延長線上のDigital印刷、エレクトロニクス、RFIDなどの研究・技術開発を行っている。

・裾野が広く、科学し実用化することへのアプローチがしっかりとしている。
・ナノ繊維の研究も行われている。コンポジット材料への展開が可能と思われる。
・印刷面では、フレキソに重点が置かれているようであり、Broby Grafiskaは、ドイツの最新のフレキソ機を設置し研究開発やセミナーなどを行っている。

・パッケージ面では、今回訪問のBroby Grafiska やINNVENTIAなどが産学協同で事業展開を進め、INNVENTIAは、青森の高級リンゴのパッケージ開発を手がけている。

・環境面では、北欧独自のSwanマークのNordic Ecolabelシステムを展開し、sustainability とは何かを明確にして追求している。
・国を挙げてパッケージ産業の育成・支援を行っている様子が実感できた

・Re newable素材としての紙や農業廃棄物をよく研究し、次世代の包装材料を開発している。
・「人間と製品の相互作用」について、消費者を主体としたデザインや使いやすさを前提にした開発を実施している。
・「システムとプロセス」について、効率と物流重視のシステムとプロセスの開発に重点を置き、物流の最適化に取り組んでいる。バイオ分野とナノテク分野に注力している。

                            以上
 

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2009年9月の研究懇話会
  開催日 :2009年9月10日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館3F 手島精一記念会議室
  講 師 : 池田 得三 (当会会員)

  題 目 :
「中国の製造工場における5S活動」

[概要]
 1.中国マンモス企業工場の実情
 2.5S活動の実態とその成果
 3.工場の生産管理と問題点
 4.リチウムイオン電池と電気自動車
[内容]中国のマンモス企業工場の実情を紹介し、そこに於ける5S活動の実施と成果について
 説明した。
 担当がリチウムイオン2次電池の工場であったので、その製造工程の問題点と
 製品の品質について10ヶ月間検討を重ねた結果、製造工程のみなら ず製品設計にも
 問題があり、それが現在のこの電池の値段を高くし、安全性にも問題がある事に気付いた。
 改善案を企業に提案しようとしたが、契約社会の中国 では相手にされなかった。
 そこで帰国後そのアイデアを特許出願した。(特許公開2009−152173)
 自動車等の低炭素化を実現するには、先ず電池のコストダウンと安全性の確保が
 必要であり、私は更にこの電池のパッケージについてもアイデアがあり、
 出願しようとしている。
 しかし、私1人では心もとないので、同士を募集したい。    以上

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2009年7月の研究懇話会
   開催日 :2009年7月9日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東工大蔵前会館3F 手島精一記念会議室
  講 師 : 小山 武夫 (当会会員)

  題 目 :
「企業再生について」

[概要]
1)企業再生とは
 企業再生とは、債務超過や業績不振に至った企業が核となる事業部門を見直し、不採算部門の撤退や資本増強、事業譲渡、会社分割、M&Aと経営陣の交代などにより、経営の健全性を回復すること、但し、日本の中小企業の大半は経営者に大きく依存、現在の経営者がいなくては再起不能になる。
 企業再生は、債務者主導の企業再生(既存事業)を、大前提とし、経営者の生活と従業員の雇用維持と利害関係者との良好な関係を維持し、様々な手法(事業譲渡・会社分割・M&A等)を用いて不採算部門の整理をする。


 2)ダイエーの企業再生
 産業再生機能の最初の活用案件であった。ダイエー側の再生案と、主力銀行・再生機構の再生案との違い、起業かr亜現在までの沿革、経営不振の原因(多角化が赤字体質の原因)であること、また、有利子負債削減には金になる遊休資産等の売却や関連会社の株式公開、投資資金の抑制などを実施してること、経営再建の経緯を報告された。

3)倒産または破綻の原因
 経営者の問題、偶発的な問題、環境変化などの要因がある。特に経営者の問題として、環境が変わったのに自社のビジネスモデルを中々変えようとしない(成功体験が強く変わりづらい)事が見受けられる。

4)再建法   破産法、会社更生法、民事再生法がある。
5)倒産法   再建型と清算型がある。

6)民事再生法(すべての法人や個人が利用可能な再建法)
7)会社更生法と民事再生法の主な違い

              会社更生法          民事再生法

対  象        :通常は大企業         通常は中小企業
旧経営者       :例外的に残れることがある  残るのが普通
担保者        :突然実行中止、禁止      中止命令が必要
増減資        :更生計画で可能        更正計画で可能
             100%減資が原則的       100%減資可能
             オーナー入替が原則的       オーナー入替が可能

8)中小企業再生について
 中小企業庁が主幹となって、第一次段階(窓口相談)、第2次段階(「再生計画」策定支援)で実施中。希望企業は財務状況が分かる資料(直近3期分の決算書など)、会社概要が分かる資料を準備して相談に行くこと。
 企業再生の基本的考え方として、

@財務リストラ:資産の現金化による、借入金の返済。金融機関との調整による債務の圧縮。
A事業リストラ:事業の選択と集中による赤字部門の処理。「高く売る」「多く売る」 「安く作る」の追求B業務リストラ:業務改善、効率化、ムダのカット。「見える化」による現場力の向上
                                          以上

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2009年5月の研究懇話会
   開催日 :2009年5月14日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 飯島 林蔵 (当会会員)

  題 目 :
「容器包装リサイクルの最近事情]

[概要]

 1.容器包装リサイクル法の改正
  平成12年4月施行以後、18年12月、19年4月、20年4月に改正された。
 2.法律の適用を受ける事業者(特定事業者)
  ・農業、漁業、林業、各種製造業、卸・小売業、公益法人、団体など
  ・ 再商品化委託申込業者は、対象業者の25%程度である。
  ・委託料金は、1億円以上を支払う88事業所(23,776事業所)が全体の50%を占めている。
 3.分別収集とリサイクル
  ・特定事業者の回収責任比率はPETボトル100%、プラ容器95%(21年度)である。
  ・プラ容器は5%が業者負担になるため、容リ協に出さない部分が多い。
 4.委託料金の算定係数 
  ・算定係数は業種によって決まっており、医薬品製造業、包装などが低くなっている。
   このため、多くの業者は低い算定係数を用いて算定している。
 5.リサイクルの状況
  ・PETボトルのリサイクル業者の落札単価は大きく変動している
   18年17,300円、19年38,900円、20年45,120円の価格が、21年は1,140円の持ち出しとなった
  ・PETボトルの再商品化製品は約11万トン(引取量14万トン)で、繊維55%、シート39%である。
 6.まとめ
  ・分かりやすい法律に
  ・正しい委託申込の手続きにする
  ・委託料算定の簡素
                                 以上

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2009年3月の研究懇話会
   開催日 :2009年3月19日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 増尾 英明 (当会会員)

  題 目 :
「食の安全・安心を支える容器包装の最新事情」

[概要]

 1.農薬混入冷凍餃子事件の包材検証
 2.最近話題となっている容器包装の安全性問題 
  @ ビスフェノールA
   A 合成樹脂中の残留触媒、
 3.リサイクル材料の安全性確保
   @ 回収ペットボトルを用いたトレー
   A 回収古紙を用いた紙製の器具、容器包装
   B リサイクル材料に関する法規制定の動向
 4.食品衛生法の容器包装に係わる部分の改正、制定 
   @ 告示370号試験(溶出試験)の改正
   A 容器包装に用いる原材料のポジティブリスト化
                              以上

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2009年2月の研究懇話会
  開催日 :2009年2月5日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 杉崎 喬 (当会会員)

  題 目 :
清涼飲料用PETボトルとキャップ

[概要]

 1.はじめに
  −各種容器材料の比較
  −日本におけるPETボトルの歴史、清涼飲料容器別生産量推移
 2.PET樹脂の概要、
 3.PETボトルの成形加工、
  −押出ブロー成形、延伸ブロー成形
  −二軸延伸加工:ホットパリソン法、コールドパリソン法
 4.PETボトルの種類
  ー耐圧ボトル、耐熱ボトル、耐熱圧ボトル、アセプティック充填用ボトル
 5.キャップ、ラベル(プレラベル、アフターラベル)、
 6.PETボトルの充填方法
 7.PETボトルの設計ガイドライン
 8.リサイクル(マテリアル、ケミカル) 
 9.PETボトルの最近の技術動向
 10.今後の動向

                       以上

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2008年12月の研究懇話会
  開催日 :2008年12月11日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 住本 充宏 (当会会員)

  題 目 :
インターパック2008
      (変化し始めた包装ビジネス)

[概要]

1.
interpack2008は参加者15万6千人で過去最大であった。

2.豊富な写真をもとに最新の製品の紹介があったの

 @innovationparc Packaging Shelf-Ready Displaysは、EUの意気込みを感じる特質すべき展示であった。
 A新しい形として、表面のデコレーションの試みが活発である 。
 B立体容器への挑戦が始まっている

 C包装機械も新しい挑戦が行われている
  −PETボトル
  −透明ハイバリアフィルム
  −デジタル印刷・UVインキ・表面デコレーション
  −レーザー加工
  −直線カット、再封性、開封性を重視
  −キャップの技術
  −マット調印刷
  −超音波シール
  −スパウトパウチの無菌充填包装
  −飲料の自動販売機
  −PETボトルの回収装置
 D医薬品包装の動き
  −ブランド化、利便性、保証・安全性、OTC、RFID,偽造防止など
  −酸素吸収材・吸湿剤
  −シュリンクフィルム
  −PTP用スライド式カートン
  −Child−resistannt PTP
  −多層容器のバイある瓶
  −senior-friendly プラスチック成形容器
  −デジタル印刷、レーザー印字
  −偽造防止
  −PTP
 Eパッケージの予兆
  −ブランド化、
  −Sustainable Packaging
  −Packaging Machine−熟練、メンテナンス、設備投資ーcontract Packaging
  −消費者・使用者ー包装の重要性認識、改善要求
  −情報公開
  −安心・安全ーsecurity & traceability
  −偽造防止
  −ロボットの駆使
  −知恵比べー世界の土俵で戦える力量
  −Global対応力の差が業績に影響
                                          以上

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2008年9月の研究懇話会
   開催日 :2008年9月11日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 鹿毛 剛 (当会会員)

  題 目 :
我国のエネルギーの現状とバイオマスへの期待

[概要]

1.CO2の国別排出状況
(2004年)
  米国22.1%、中国18.1%でほぼ40%を占める。中国内陸部の経済が発展すれば、米国を追い越す。
 この2ケ国で50%になる日も近い。日本は、1990年に対し、6%削減目標に対し、2005年で7.8%増加している。


2.日本のエネルギーの供給割合とエネルギー自給率
  石油47%、石炭20%、天然ガス14%、原子力15%、水力他4%であり、化石燃料がほぼ80%を占める。
 原子力を含まない日本のエネルギーの自給率は4%で、原子力を含めても20%に過ぎない。
 食糧の自給率39%より非常に悪い。新エネルギーへの期待が大きい。


3.新エネルギー
  太陽光発電コストは高い(約50円/kWh)が、薄膜型シリコンの開発が行われ、
 数年内に、コスト半減も予想される。
 更にコスト削減が進めば、拡大が期待できる。風力発電は、順調に伸長しているが、
 耐震性設計の観点で伸びが緩やかになっている。
 太陽光発電に次いで、バイオマス発電・熱利用等が期待される。


4.バイオマス
 (1)米国のトウモロコシ、ブラジルのサトウキビ゙のバイオエタノール以外で食糧と競合しないものの紹介。
 (2)ドイツのバイオマス(菜種油、畜産廃棄物)、スウェーデンの森林、下水処理場のバイオマス
 (3)バイオマス事例紹介:横浜市の下水汚泥からの発電、横須賀市の厨芥類でごみ収集車、
  京都市の廃食用油で市営バス、ゴミ回収車、堺市の建築廃棄物によるエタノール、東京都厨芥類からの発電


5.次世代バイオ燃料技術
 (1)藁、ススキ、Switch glass(ロッキー山脈の麓に生えるススキの一種)、柳、ポプラなど投入エネルギーに対して、
  産出エネルギーの大きいものが原料:30-50円/エタノールL目標

 (2)海藻、淡水藻から油を抽出、アルギン酸を分解してエタノールの製造など

6.バイオ燃料の社会的な評価
  食糧との競合、経済的評価、環境的評価(インドネシアのパーム油は熱帯林伐採、泥炭層の燃焼等の問題)、
 社会的評価(雇用創出)、ライフサイクルにおいて地球温暖化防止の効果の評価、生態系保全など
 社会的な合意が必要である。

                                               以上

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2008年6月の研究懇話会
   開催日 :2008年6月30日(月 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 鹿毛 剛 (当会会員)

  題 目 :
包装容器の臭気と香り対策

[概要]
 
 プラスチックフィルムや容器で食品や飲料を包装する場合に、
 異臭の発生や内容品からフレーバを収着する事がある。
 これらの事例を紹介すると共に、収着のメカニズムや収着防止対策を解説する。


1.香りの歴史

2.臭い、香りの成分
 (1)化学式と臭い
 (2)食品等の香り成分
 (3)悪臭の閾値


3.収着事例
 (1)プラスチックの樹脂、加熱加工、収着
 (2)プラスチックでの事例(@PEPP、APET、B熱硬化性樹脂)
 (3)かび臭の生成機構


4.収着機構
 1)吸着、拡散、透過、脱着
 2)溶解度パラメータ、拡散に及ぼす要因

5.臭気対策
 (1)水洗
 (2)フレーババリア性の樹脂採用(ワインやウィスキーのキャップ事例)

 3)その他
                       以上

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2008年5月の研究懇話会
   開催日 :2008年5月15日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 増尾 英明  (当会会員)

  題 目 :「食品の賞味期限と消費期限

[概要]

1.消費期限、賞味期限の定義
1)食品衛生法
 第20条(虚偽表示の禁止)
  食品、添加物、器具または容器包装に関しては、公衆衛生に危害を及ぼす恐れのある虚偽の
  又は誇大な表示又は広告をしてはならない
2)食品衛生法施行規則(昭和23年7月13日 厚生省令第23号)
 第2章(表示の基準)第21条に消費期限と賞味期限の表示義務がある
  消費期限(定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い、 
        安全性を欠くこととなる恐れがないと認められる期限を示す年月をいう)
  賞味期限(定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が、 
        充分に可能であると認められる期限を示す年月をいう)
  この基準は、ほとんどの包装された食品に当てはまる

2.食品の変質とは
1)食品の変質要因
 自家消化、水分の減少、微生物の繁殖、酸化、色彩の変化、香り・臭いの変化、その他
2)食品変質の判断基準
 外観、香り・臭い、触感、味覚、消費期限・賞味期限、

3.消費期限の設定

4.賞味期限の設定

5.自分と家族を守るために
1)互換の働きを活発にする
2)加工食品は表示をよく読む
 

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2008年3月の研究懇話会
   開催日 :2008年3月19日(水 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 鹿毛 剛  (当会会員)

  題 目 :「南米の乳製品の包装事情

[概要]
 JICA 関連でメルコスール域内産品流通のための乳製品包装技術 向上のために、
2006年7月から公的研究機関を約5ケ月間指導して きた。
下記の内容について概要を紹介する。
1.メルコスールとは
 ・メルコスールは、南米共同市場でEUのような自由貿易市場を創設、関税撤廃、貿易自由化を
  目的として、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルの4カ国で1995年に発足し、
  準加盟国として、チリー、ボリビア、ペル、コロンビア、エクアドルが参加している
2.牛乳容器、ヨーグルト容器、ミルクジャム容器など
 ・乳製品のトラブルとして、パウチ牛乳の漏れ、ヨーグルト容器のアルミ箔蓋の千切れ、
  ミルクジャムの漏れ、を調査し、対応策を提案した
3.食品包装容器の事故
 ・食用湯の漏れ、トマトピューレ(スタンディングパウチ)の微生物による膨張、
  オリーブ容器の層間剥離
4.物流上の問題点
 ・ポリエチレン製パレット:破損、成型時のバリ、突起
 ・木製パレット:破損、釘の露出
 ・積み込み方法:段ボールはこの強度設計、はみ出し、段ボール内の仕切り

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2008年2月の研究懇話会
 「ヒートシールの総合解説書」出版記念講演会  

  開催日 :2008年2月7日(木 ) 15:00〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第1会議室
  講 師 : 菱沼 一夫  (農学博士、当会会員)

  題 目 :
「溶着面温度測定法;“MTMS”を
          活用した『ヒートシールの新常識』」

[ご案内]

この度、当会員の菱沼一夫氏が本年7月に幸書房から「ヒートシールの基礎と実際」を
出版しました。
本書は、氏が長年に亘る国内外200件(社)以上のデータをもとに
ヒートシールの半世紀の懸案の解析と改善に取り組み、
その対応技術の開発を集大成した世界初のヒートシールの基礎と実際の総合書です。

つきましては、下記の通り菱沼一夫氏出版記念講演会を開催します。


包装プロ向けに特化して、『ヒートシールの新常識』として、ヒートシールの「新論理」、
「新操作」、「新知見」[「高信頼性 ヒートシールの基礎と実際」;ページ(x)(xi)に提示]の
解説を中心にした講演のご案内を申し上げます。

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2007年12月の研究懇話会  

  開催日 :2007年12月6日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 住本 弘  (当会会員)

  題 目 :「南米の包装・世界の包装動向から<今後の包装ビジネス>

[概要]

1、南米の食品事情
 1)肉、チーズ製品が圧倒的に多い。

   素材の供給と調理済み食品とがある。
   パラグアイなど、農作物はあるが、工業品製造はあまりない。
   食品素材は、裸売りが多い。ブラジルでは、冷食カートンは、アメリカ企業の印刷で
   立派である。冷凍海産物など魚を食べる事の広がりはまだまだである。

   豆腐も現地生産品や森永の無菌充填があり広まっている。
 2)包材は、金属、ガラス瓶、PETボトル、カートン、軟包装は、
   全てPETボトルの設計(デザイン)は海外のコンサルタントに依頼している。
   一般への普及は著しくPETボトル入りのケチャップや食用油がある。
 3)輸出向けの包装としては、課題が多い。
   PETボトルのキャップからの漏れや、プラスチック成型品の凹みなどの変形あり。


2、改善点
 1)店頭商品の表面汚れ
 2)ヒートシール部が汚い
   ヒートシールの素材がOPPが多いのと、機械が悪い
 3)本来の正常な形からずれているものが多々ある
 4)液体商品はシール部から漏れているものがある
   テトラパックなど世界的に幅広く普及しているが、企業自体の機械メンテが悪い。
   パウチ入りのミルクは、3・4%以下の漏れならば良しとするなど管理数値を
   決めている。
 5)充填量のバラツキがありそう
   適正な量が入っていない
 6)プラスチック成型品の胴部の凹み、充填後の体積減少で凹みなどの変形が目立つ。
 7)キャップの不完全、キャップからの漏れ
 8)易開封が不完全


3、優れている点
 1)ユニバーサル デザインの実践
   エンボスを入れたり、点字を入れるなどの工夫をしている。
 2)店頭効果を考慮したパッケージ形態、グラフィックデザイン
   ブラジルの高級スーパーの店長に聞くとパッケージを良くしないと売れない
 3)食べ方提案の表記

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2007年9月の研究懇話会  

  開催日 :2007年9月6日(木 ) 15:30〜17:00
  開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
  講 師 : 大須賀 弘  (当会会員)

  題 目 :「環境適合包装

[概要]

 環境負荷低減の必要性については、世界中で本格的に取り組まれるように
なったのは1992年のリオの地球サミット以来と思われる。
 包装業界においては、具体的目標として取り組みだしたのは、
リオの会議で決定され、1995年に一部施行、2000年に本格施行された
容器包装リサイクル法を踏まえてであろう。
 環境適合包装については、一般的に、1997年に制定された
LCAの原則を定めたIS014040及びそのシリーズに1999年に制定された
ISO14020
環境ラベル及び宣言のシリーズが目に付く。


 その他に具体的規格として、ISO GUIDE 64:1997JIS Q 0064
「製品規格に環境側面を導入するための指針」1998)、ISO/TR 14062:2002
JISQ0007:2003「環境マネジメント−製品設計、開発への環境側面の統合」
JIS Z 7001:2000「プラスチック規格への環境側面の導入に関する指針」
IS017422「プラスチックー環境側面―規格への導入に関する指針」)、
さらには、200212月に産構審廃棄物・リサイクル小委員会から発表された
「今後取り組むべき3R対策の重点課題」の中の設計計段階での
3R
配環境配慮設計等がある。
 
また、業界での具体的な動きとして、2001年に社団法人産業環境管理協会から出された
「平成12年度環境調和型事業活動導入促進調査(環境調和型製品設計)報告書」、
20043月に三菱総研から「電気電子機器等の3R設計に関する調査報告書」がある。
また、LCIAの統一評価指標作成の試みとして、産業技術総合研究所ライフサイクル
アセスメント研究センターが発表したLIME(被害算定型環境影響評価手法
(Lifecycle lmpact assessment Method based on Endpoint modeling)
により
人間の健康や生物多様性への影響(LIMEでは「被害量」という)を評価することが
可能となりつつあるといわれている。本講演ではこれらについて概説する。

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2007年7月の研究懇話会  

 開催日 :2007年7月12日(木 ) 15:30〜17:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 亀岡 孝三郎  (当会会員)

 題 目 :「
ISO、品質と環境どちらが先か!
          
  (紙器段ボール企業の品質向上対策)

[概要]

1.「品質ISO・環境ISO、どちらに取得メリットがあるか!」
 現在・〔ISO〕というと、一般的に〔品質ISO〕と〔環境ISO〕を
意味しているようですが、環境管理の対象は地球環境であり、紙器段ボール企業では
先ず自らの「製品品質」の向上に努力されることをお勧めします。
 経営状態の厳しい中小企業では、まず〔品質ISO〕で自社の製品の品質を良くし、
顧客の信頼を得るとともに、ロス品を少なくし、コストの引下げに努力することをお勧めします。
 〔環境ISO〕は、コストメリットが少ないが、食品・薬品・電機などの重要顧客が環境重視の
場合は同業者との差別化のため、まっ先に〔環境ISO〕を取得しなければならないこともある
2.紙器段ボール業界の品質向上対策
 紙器段ボール業界を専門的にコンサルタントしてきた経験から、次の留意点を守れば、
〔品質ISO〕は役立つ規格である
@(5.1)経営者は品質方針を高らかに宣言し、自ら率先してそれを実行する
A(5.3)品質方針には、品質マネジメントシステムの有効性の改善に対するコミットメントを入れる
B(5.4.1)品質目標は品質方針と整合性を取り、それぞれの部門・階層に設定する
C(5.6.3)経営者は品質マネジメントのレビューからアウトプットまで見届ける
D(6.2.2)要員の力量を明確にし、必要な力量への教育・訓練を行い、結果を評価する
E(7.3..1)設計・開発の計画は除外しないこと
G(7.5.2)製造プロセスの妥当性確認は、重要な要素を含むので、忠実に実行する
I(8.2.2)内部監査は重要で、時間をかけて若手を養成し、「監査技術」を高める
J(8.2.3)プロセスの監視及び測定は、適切な方法で行う
K(8.3)不適合製品の管理は、不適合品を識別し、厳格に管理する
L(8.4)データの分析は、適切なデータを収集し、分析し、効果的な改善に結びつける
M(8.5.2)是正処置は、不適合の内容確認、原因の特定、処置の必要性評価、処置の決定、
 記録、レビューが必要である
 予防処置は、不適合の発生することを防止することになっている
3.まとめ
 「品質ISO」は品質管理の1つのツールにすぎないが、その規格の中には本当に役立つ内容が
多い。品質向上により、顧客からの評価が高まり、売上と利益の増加に貢献できる

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2007年5月の研究懇話会  

 開催日 :2007年5月10日(木 ) 14:30〜17:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 小山 武夫  (当会会員)
 題 目 :「IT活用度・診断・支援ツール」

[内容]

1.はじめに
  中小企業向けIT成熟度診断ツールは、中小製造業の経営戦略課題および情報化課題を
 明らかにし、情報化についての指針を示す事を目的にしている。

  経営幹部の方の「意見」や「合意事項」を踏まえ、短時間で重要経営課題を絞り込み、
 その実施方策およびITを活用しての解決指針を示せることが大きな特徴である。
 
 本診断を通して得られる具体的なメリットは次のようになる。
 @経営方針・経営戦略に対する経営幹部での合意形成
 A重要戦略課題の明確化
 B自社の成熟度レベルの自己評価と今後の強化ポイントの明確化
 Ce-ビジネスにおける重要戦略課題の解決指針 等


2.ITの活用について
 1)経営環境の変化とIT化の必要性

 2)IT経営ができないと取り残される

3.経営戦略とIT化戦略

4.IT成熟度診断ツールについて

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2007年3月の研究懇話会  

開催日 :2007年3月23日(木 ) 15:30〜19:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 菱沼 一夫 (当会会員)
 題 目 :
「お客さんを感心させるプレゼンテーション作り」

[内容]

お客さんを感心させるプレゼンテーション作り
WordsEXCELPowerPointのパソコン術
−皆さんの質問に答える利用ノウハウの実習−

  会報No.22の表紙のデザインなどを中心に実施指導を行う。
  ノートパソコンを持っている人は持参する。

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2007年2月の研究懇話会  

開催日 :2007年2月8日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 根本 健一 (当会会員)
 題 目 :「輸送包装技術の基礎知識」

[内容]
1.物流の領域別定義
 ・調達物流、生産物流、販売物流、廃棄物物流
2.物流の基本構成活動
 ・輸送基本機能(選ぶ、集める、配る、中継する)、
 ・輸送補助機能(仕分ける、積み込む、とり下ろす、数を確認、取り次ぐ)
 ・保 管 機 能(時間調整、安定供給、集中供給)
 ・荷 役 機 能(ターミナル機能、機械化、人力依存)
 ・包 装 機 能(障害から保護、物流効率への工夫)
 ・情 報 機 能(情報伝達、通信システム
)
3.外航船舶輸送
4.内航船舶輸送
5.自動車(トラック)輸送
6.物流環境の障害のレベル
 ・障害のレベル:比較的大きい(衝撃、衝突、湿度)
            中くらい   (振動、圧縮、温度、降雨量)
            小さい    (破裂、磨耗、大気圧)
 ・対応策:包装、物流経路変更、質的改善(物品の性質改善)

7.物流環境調査
 ・調査の意義:障害の種類とレベルの把握、保護包装の合理的達成、トータルの改善と原価低減
 ・測定項目:物理的障害(振動、衝撃、荷重など)、自然的障害(温度、湿度など)

8.製品強度
 ・製品易損性:狭義には、衝撃に対する製品強度で、損傷限界曲線と共振周波数曲線で表す
9.包装強度(保護性)
 ・中身の商品の性質と障害のレベルに対応した強度(保護性)とする
 ・製品強度に包装強度を加えた強度は物流環境の障害レベルより大きくとること
 ・製品と包装の強度バランス
 ・物流環境と製品強度

10.適正包装設計の考え方
 ・包装コンセプト:包装の適正化、環境保全の考慮、無包装が理想
 ・資源保存体系のピラミッド:再使用>リサイクル>エネルギー回収>埋め立て
 ・省資源包装の基本的考え方

11.一般的な輸送包装設計
 ・緩衝包装設計(固定包装設計):使用圧力、受圧面積、必要圧
    緩衝係数と最大応力千図による緩衝設計、最大加速度と性適応力線図による設計  
 ・外装箱包装設計(木枠、段ボール):材質構成、圧縮強度、寸法
    段ボール箱強度設計、段ボール構成素材、クリカット公式の簡易式
 ・包装物流モジュールの概念

12.適正包装開発システム
 ・製品、物流、包装材料、包装設計、包装試験、工学、技術
  包装設備、原価低減、トータル思考、ロジスティクスなど
                                     以上

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2006年12月の研究懇話会  

 開催日 :2006年12月7日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 鹿毛 剛  (当会会員)
 題 目 :「APIMSによるPETボトル及び
              ガスバリアフイルムの迅速測定」

演題「超感度迅速酸素測定器」
   APIMS(Atomosphenic Pressure Ionization Mass Spectrometer)

[内容]

(1)PETボトルのガスバリア−化
  1)多層ボトル(MXD6系、EVOH系、ナノコンポジット系)
  2)樹脂コーティング(エポキシ、アミン)  
  3)単層ブレンド
  4)SiOxコーティング
  5)炭素膜コーティング(Actis,Kirin DLC)

(2)DLC膜の特徴と応用分野

  1)高硬度、低摩擦係数、高耐摩耗性(ハードディスク、磁気ヘッド、切削工具、自動車部品)
  2)高電気抵抗(フラットパネル・ディスプレイ)

  3)高生体親和性、光化学安定性
  4)ガスバリア性

(3)酸素がス透過度測定法

 1)分析方法
   @差圧法、容積法、ガスクロ法(精度が悪い)          
   AMocon法(精度が高い) 

 2)Mocon法の特徴と問題点
   @測定原理(クーロメトリック法、酸素分子と反応した電流値を測定)
   A精度が高い、世界標準になっている
   B測定に時間がかかる。PETボトルの測定に約1〜2週間

(4)APIMS
 1)APIMSの特徴
   @高感度          
   A高能率イオン化(1段階イオン化:コロナ放電、2段階イオン化:イオン分子反応)) 

 2)APIMSによる酸素透過度測定
   @装置構成(APIMS、アルゴン鈍化器、前処理装置、ボトルのガス透過装置))
   A測定時間3時間(前処理2時間、測定1時間)
   Bアルゴン流量(1リットル/分)、PETボトル容量(300ml〜3L)

(5)Mocon法とAPIMS
 
Mocon APIMS
キャリアガス +H(0.5〜3%) Ar(Nより早い置換)
流量 (ml/min.) 10 1,000
RET500ml、1回の置換時間 50分 30秒
前処理 なし 加熱処理

                                         
以上 

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2006年9月の研究懇話会  

  開催日 :2006年9月7日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 有光 茂 (当会会員)
 題 目 :「製袋充填包装のいろいろ」

[内容]

(1)2005日本国際包装機械展

(2)包装機会の生産実績

  1)包装機械・個装・内装機械別生産実績
  2)包装機械生産実績の推移


(3)製袋充填包装のいろいろ

 1)まえがき
   @環境の変化          A食生活の変化 
   B技術の変化          C包装の形態

 2)製袋充填包装機の現状と種類
   @縦型ピロー包装機                A縦型製袋充填包装機
   B横型ピロー包装機                C横型製袋充填包装機
   D横型ロータリー式製袋充填包装機      Eインフレーションチューブ式充填包装機
 3)問題点と動向           
   @製袋・シールの信頼性             A製袋と充填能力のアンバランス
   Bロール状フイルムの取替え休止       C包材メーカーの変更
   D固体・液体充填の多様化            E包材の適否
   F加熱殺菌の対応                 G大型機械化(大袋化)
   H高速化                       I製袋・充填包装のインライン化

 4)製袋充填包装機のその他   
 

 5)無菌化包装

(4)おわりに

(5)包装機の運転状況(CD-R)
 1)横ピロー型包装機
 2)ロータリー式製袋充填包装機
 3)無菌充填包装機

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2006年7月の研究懇話会

  開催日 :2006年7月6日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 石川 光生  (当会会員)
 題 目 :「中国広東省包装事情と中国製紙動向」

[内容]
1.広東省の包装事情
 中国が世界の工場といわれるようになって、既にずい分日にちがたち、
我われの感覚としても大して驚くことも無くなってまいりました。
 マスコミに取り上げられる話題性としては、上海、蘇州の華東ラインが
注目を浴びているようですが、今回お話しする華南地区である広東省> は、
いまだに落ち込むどころか、中国内では最大の貿易金額を伸ばし、
かつてコンテナ取扱量が世界一であった香港を抜き、
ますます世界の工場たる状況を呈しております。


2.広東省の製紙産業事情
(1)広東省の増産を牽引する2社 は広東から江蘇省への積極拡大を図っている
 @ナインドラゴン社
  資本:アメリカ、中国合弁、生産能力:年産245万トン(今後3年間で340万トンへ)
  生産品目:ライナー、白板紙、中芯、 工場立地:広東省東莞、 江蘇省太倉
 Aリーマン社
  資本:香港上場企業、生産能力:年120万トン(05年末までに160万トンへ)
  生産品目:ライナー、中芯(含強化芯)、 工場立地:広東省東莞、江蘇省常熟
(2)段ボール原紙増産は過剰?、増設サイド(供給):2000〜04年まで、毎年ほぼ百万トン超の増設を実施
 需要サイド(消費):現状、中国の段原紙需要は1千万トン以上あり、年率10%前後の伸びを続ける。
(3)中国製紙業界の構造変化と特徴
 1980年代まで: 圧倒的に国営グループが業界を占有
 1980年代後半以降: 
 @外資、民営による輸入抄紙機導入が始まる。
 A抄紙機単体(ハード)だけではなく、操業や抄紙技術、即ちソフトを  パッケージにした形での輸入が本格化。
 B外資、民営の強み、豊富な資金力を生かした最新鋭機+技術の投入 ⇒ 品質の確保、シェア拡大
  輸入原料の直買い(従来の国内貿易公司を通過せず) ⇒ コスト競争力、優秀な技術系人材を集結
  経営の積極性、即断即決型、原紙製造だけではなく、後工程、加工業への進出にも積極的
(4)中国製紙業界の方向性〔まとめ〕
 @大規模能力の増設は依然中央政府認可が必要 ⇒ 需給を無視した増設は、基本的には実施されない。
 A近年外資、民営系主導の増設が主流 ⇒ 投資金額が膨大になる為、地場資本単独では難しい。
                           ⇒ 対象は10%前後の成長を続ける包装紙が主体となる。
 B最新鋭抄紙マシーン投入、規模の追求が主眼。
 C当面は内需主体の販売が続く。⇒「輸出余力があればやる」という姿勢。
            国際市場での競争をするには依然課題がある、特に価格、品質安定への対応等。
            但し、05年以降は輸出への関心高まるか?
 D大規模増設を継続している為、国際原料市場へのインパクトが大きく、中国の製紙会社は
  既にメインプレーヤーになってい る。
 E輸入紙は引き続き一定の役割、存在感を保つ。  ⇒ 完全な輸入代替には暫く時間がかかる。

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2006年5月の研究懇話会

 開催日 :2006年5月11日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 松本 光次 (当会会員)
 題 目 :「日本のコンバーティングの生い立ちと歩み」

[内容]
 1.紙とコンバーティング
  ・日本は高温多湿に対応した紙として油紙を主とした加工紙・加工材料が発達した
 2.加工いろいろ
  ・加工紙は紙に、着色、艶出し、印刷、含浸、貼り合わせ、接着、折目つき、形付け、
   皺付け、筋付け、裁断、打ち抜き、糊張り、成形加工などを施すことである
 3.紙のいろいろ
  (1)紙の種類と用途
   ・紙は用途により再分化した名称がつけられていた
   ・印刷用紙、筆記用紙、図画用紙、包紙、濾紙、吸取り紙、板紙、電気絶縁紙、
    装飾紙、特殊加工原紙
  (2)紙と標準単位 
  (3)繊維
   ・天然繊維(植物繊維、動物繊維、好物繊維)
   ・化学繊維(再生繊維(ビスコース)、半合成繊維(アセテート)、合成繊維、
          無機繊維、金属繊維、ガラス繊維、岩石繊維、鉱滓繊維、炭素繊維)
  (4)昔からの加工紙
   ・樹脂類(漆、ゴム、澱粉、デキストリン、コンニャクマンナン、アラビアゴム、柿渋等)
   ・油脂類(えの油、桐油、亜麻仁油、オリーブ油、パラフィン、蝋、蜜蝋、アスファルト、
         コールタール、ピッチ等)
   ・無機質(炭酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー、金属箔等)
   ・化学薬品(柿渋、硫酸、アルミナ石鹸等)
   ・機械処理(グラシン紙等)
  (5)紙加工例
   ・温床紙(燻蒸用紙)コンニャク糊を用いて和紙を張り合わせたもの、強靭性、バリアー性
  (6)風船爆弾
  (7)風船爆弾の構成
 4.エドワード氏の予見

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2006年3月の研究懇話会

 開催日 :2006年3月24日(金) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :池田 得三 (当会会長)
 題 目 :「企業の利益の向上と
           コンサルタントの役割」

[要旨]
 企業が健全な発展をしていくためには、継続して利益を生み出せる企業構造を持つことが大切である。そのためには、それぞれの企業は自社に適している利益向上策を見出し、それを確実に実現していく行動が求められる。特に不況が続く日本においては、利益を向上させる戦略の設定が大きな問題となる。一方では、企業の直面している経営戦略上の重要な問題は、この十数年間大きな様変わりしている。今までは長年の慣行や経験で対応できることがほとんどであった。しかし、あらゆる業界、あるゆる側面で進行するグローバルな流れの中で、企業はこれまで全く直面したことのない問題に、生き残りをかけて取組まなければならなくなっている。これらの問題は、本質的に企業内部で解決せねばならないものである。企業自身が、問題の解析、解決方法の立案、解決といったプロセスをすべて自社で行えるよう企業も一部には存在している。しかし、現実には、こうした問題に十分に対応できなくなってきている場合が圧倒的に多い。このため、社外のコンサルタントに依頼するというケースが増大している。
 事情は異なるが、中国の企業も同じような状況にあると考えられる。全世界が注目する膨大な中国市場にあって、より多くの利益をあげるための正しい企業戦略を立案するには、世界各国と中国他社の技術と市場などに関する情報を収集し、客観的に解析し、自社の技術と比較・検討し、自社に最適な利益向上策を立案し、それを実行するのは理論的に可能であろうが、現実には困難と考えられる。しかも、合理化策の立案と実施は遅れれば遅れるだけ不利になるので、短期間での計画作成に際しコンサルタントの導入が必要になろう。このような情勢下での日本のコンサルテーションの実施例を参考にしながら、製造業の利益向上策について説明する。
 

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2006年2月の研究懇話会

  開催日 :2006年2月9日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 有光 茂 (当会会員)
 題 目 :「真空包装機はいかがですか」

[要旨] 

食品の保存、変質防止策として真空技術を活用して効果を挙げている真空包装が、
食品保存法の1っとして広く利用されています。

【内容】
1.はじめに

  a)食品の変質         b)食品の保存法
2.真空包装機
  a)真空包装機の発達      b)包装形態の分類 
  c)真空包装とガス充填包装の比較

3.真空包装機の種類と機能
  a)真空包装機の原理
  b)真空包装機の種類と取扱い

  1)チャンバー方式(バッチ式)2)自動充填包装方式 3)深絞り方式      
  4)真空密着方式  5)ガス置換方式

4.現状の動向
    a)真空ポンプ    b)包装材料    c)脱酸素剤と真空包装
    d)レトルト食品包装e)蒸気脱気包装 f)高温充填真空包装     
    g)大型機械化(大袋化)h)システム化機械 i)無菌充填包装                       

5.運転状況(VTR)
    a)全自動充填真空包装システム    b)無菌充填包装システム  
                                     以上
 

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2005年12月の研究懇話会

  開催日 :2005年12月 8日(木 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 住本 充弘 (当会会員)
 題 目 :「ICタグの活用、今後の活用」

[要旨] 

1.はじめに
 RFID(Radio Frequency Identification)、ICタグ、RFタグ、電子タグ、Smart○○など、多くの呼び名があるが、
 ここでは、RFID(ICタグ)で統一し、RFIDの活用の現状と課題を説明する。

2.ドイツのFuture Store(メトロ;METRO Group)
 メトロは、各種業態の複合企業で世界第5位、売上600億ドル/2003規模である。未来型店舗の実験実施として,
 Extraのドイツ・レインバーグ店(Rheinberg,April/2003スタート)が選ばれた。

3.日本版「Future Store」経済産業省
1)効果的な来店管理、効果的な購買喚起、的確な品揃えと商品情報の提供、在庫の可視化と物流管理の高度化、
 生産処理のスピードアップ、企業の社会的責任を目的に実証実験が始まった。

4.概要等説明

1)RFID(ICタグ)の特徴
 ユニークIDという唯一無二の製造時の番号で単品管理が出来き、「モノ」と「情報」をつなぐことが出来ることが
 大きな特徴ではなかろうか。

2)RFID(ICタグ)の用途事例
3)RFIDの市場、自動認識装置の国内市場規模
4)採用時の課題等
5)経済産業省支援による実証実験の概況
9.業界の動き
 食品、医薬品、流通、生産管理、包装業界、
                                        
以上

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2005年9月の研究懇話会

開催日 :2005年9月 7日(水 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 増尾 英明 (当会会員)
 題 目 :「食品容器の安全性について」

[内容]
 1.はじめに
   日本の食品用容器規制は40年来変っていない。ここに来て欧米との解離が問題になってきている
    テスト条件:  日本       90℃、30分
             FDA      135℃、1時間
             EU(検討中) 176℃、1時間
   BSEなどで消費者の安全意識が高まり、規制の見直しが検討され始めようとしている
   
 2.プラスチック容器の安全性

  1.プラスチック容器
    (1)ポリエチレン・ポリプロピレン
      @オリゴマーの安全性、
      A添加剤の安全性
      B着色剤の安全性
      C残留重合触媒の問題
    (2)ポリエチレンテレフタレート(PET)
      @残留触媒の安全性
    (3)スチレン系樹脂
      @ポリマー解重合成分
      A揮発性成分の安全性
    (4)ポリ塩化ビニル
      @塩ビモノマーの安全性量
      A可塑剤、添加剤の安全性
      B着色剤の安全性
      C残留重合触媒の問題      ・トリクロロ
    (5)ポリカーボネート
      @ビスフェノールA

    (6)印刷インキ
      @顔料とベヒクル

 3.金属容器
    (1)スチール缶
      @エポキシと量中の残存ビスフェノールA、
      A接着部のハンダからの鉛(国産缶詰は鉛を使っていないが、輸入缶詰は要注意)
    (2)アルミ缶
    (3)PETフイルム積層缶
      @ウレタンーエポキシ接着剤からのビスフェノールA
     

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2005年7月の研究懇話会

 開催日 :2005年7月 8日(金 ) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 : 濱口 啓一 (当会会員)
 題 目 :「環境会計」

[要旨]
環境会計とは、企業等の環境保全への取組みを定量的に評価するための枠組みの一つであり、
企業等にとっては、自社の環境保全への取組みをより効率的で、効果の高いものにしていくための経営管理上の分析手段となります。

 企業を取巻くステークホルダーにとっては、統一的な枠組みを通じて企業等の環境保全への
取組みを知ることのできる有効な手段であります。

 二十一世紀は、持続可能な経済発展のための環境保全から持続可能な環境のための経済
社会へと、「経済」から「環境」へのパラダイム・シフトの時代であります。企業の環境対応コスト
パフォーマンスが主要競争因子となります。

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2005年5月の研究懇話会

 開催日 :2005年5月20日(金) 15:30〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :菱沼 一夫 (当会会長)
 題 目 :「包装商品量目管理と革新」

[要旨]
包装商品の量目管理は包装品質の3大課題の一つである。
この課題の1番目は≪守備的対応≫の法規制の量目制度をいかに達成するか。 
2番目は≪攻撃的対応≫の量目管理に関わるコストをいかに低減するかである。

3番目は量目制度の国際化をどう先取りしていくかである。
本講座では「法的対応」から「入れ目の改善方法」、更に計量・充填の抜本対策の『液だれ制御』、
『粉舞制御』理論を含めています。

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2005年3月の研究懇話会

 開催日 :2005年3月20日(木) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :濱口 啓一 (当会会員)
 題 目 :「包装設計技法」

[要旨]
包装の目的は、資源の効率的、効果的な利用に貢献することを基本とします。
その上で競争優位を獲得・持続するために;

   @ 顧客感動の商品創り
   A  顧客感動の納品(日数と数量)
   B  総合的環境負荷(被包装物+包装資材)の最小化
   C バリヤーフリー(利便性を含む)の造り込み
   D 衛生・安全・安心の信頼性水準の持続的向上など
   の改善が与件であり、そのために科学的包装設計の基礎が必須であります

【内容】
  1.顧客感動の商品創りと包装
  2.顧客の要求する品質特性の把握
  3.要求品質の機能展開
  4.包装技法
    (1)機械特性設計技法
    (2)防湿・ガスバリヤー包装技法
    (3)調整・制御雰囲気包装技法
    (4)低温(冷蔵・チルド)包装技法
    (5)保香包装技法
    (6)アクチィブ包装技法
    (7)スマート(インテリジェント)包装技法
    (8)その他
  5.包装機・包装システム
    (1)フィルムの包装機械適性

    (2)成型充填シール包装システム
    (3)真空、ガス充填包装システム
    (4)無菌化包装システム
    (5)熱時充填システム
    (6)殺菌(薬剤、電子線、レトルト殺菌等)包装システム
    (7)その他
  6.フィルム構成の設計
    (1)安全設計の考え方(田口メソッドの活用)
    (2)設計品質特性値の決定
    (3)フィルム構成の選択
    (4)複合加工法の選択
    (5)実用試験
    (6)その他
  7.コスト評価
  8.関係JIS、ASTM
  9.新しい包装動向

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2005年2月の研究懇話会

 開催日 :2005年2月18日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :飯島 林蔵 (当会会員)
 題 目 :「プラスチック容器包装廃棄物リサイクル」

[要旨]
 プラスチック製品は自動車や家電、日用品など広く使用されているが、中でも一番
使用料が多い分野は容器包装材で年間数100万トン消費されている。そして容器
包装材はライフサイクルが短く、短期間にごみとなって廃棄される。プラスチック
容器包装材がごみとなって廃棄された後の処理は主に焼却処理、埋め立て処分、
海外輸出、リサイクル(再生利用、再使用、再利用)、などで処理されているが、
いずれも多くの問題点を含んでいる。

本研究懇話会ではプラスチック容器包装材が廃棄された後の問題を中心に話を
したい。プラスチック容器包装材は容器包装リサイクル法により分別収集―
リサイクルが始まって5年が経過した。又識別表示や材質表示も行われている。
そして法律が完全施行されて事業者はどう対応したか、事業者に法律の理解が
得られているか、法律の下でのリサイクルがどう行われているか、など
容器包装リサイクル法についての問題点について説明する。こうした中で
プラスチック容器包装材が使用後廃棄された後の処理やリサイクルは、
容器包装リサイクル法のほかに資源有効利用促進法、廃棄物処理法などなどの
いろいろな法的規制の中で行われている。回収の問題、リサイクル技術(海外の
リサイクル技術との対比を含めて)再生品の評価、用途開発、海外輸出、
リサイクルビジネスとしての評価など法的規制との対応を含めていろいろな面から
説明したいと思います。
 

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2004年12月の研究懇話会

 開催日 :2004年12月10日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :中山 秀夫 (当会会員)
 題 目 :「易開封性にみられるアクティブ
                パッケージについて」  


【要旨】
 包装内容物を取り出す際の包装容器の開口のし易さ、つまり易開封性は、
極めて重要な包装機能であり、中身を保護する包装容器の密封性と易開封性の、
厳密には相反する方向をもった二つの要素を両立させてこそ優れた包装といえる。

 例えば包装食品において、製造から輸送、保管、販売のプロセスを経て消費者の
手に渡るまでの商品の取り扱いで、包装容器の密封性が損なわれるようなことが
決してあってはならないわけで、メーカーでは内容品の品質が十分キープできる
だけの密封性の範囲内で、易開封機能を講じているのが普通である。

 ただし、顧客の満足が得られる容器の開封性能とは、メーカーが予測する以上に
易開封性の方を優先させた要求になっている場合が多い。この点が密封性と
易開封性が相反する要素とみられているともいえる。

 内容品を取り出す際に、開口用具に頼らず、無理のない力でスムーズに開口
できることが易開封性機能であり、包装容器に対するユニバーサルデザインまたは
アクセシブル・デザインの見地からも強く望まれてきている。しかしながら、
あくまでも保護性を満足する密封性の保証が前提でなくてはならない。

 包装容器に易開封性機能を付与する技法としては、金属容器に対するイージー
オープナー、ヒートシール軟包装袋の開口に対するイージーカット性および
プラスチック製のトレイやカップなどの半剛性容器の蓋に対するイージーピール性
(易はく離性)付与がある。そこで、これらの易開封性機能にみられるアクティブ
パッケージングの現状と動向についてご紹介した。

 

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2004年9月の研究懇話会

 開催日 :2004年9月10日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :小山 武夫 (当会会員)
 題 目 :「プラスチックフイルムの最適設計」


1.軟包装材料の概要
  軟包装は、プラスチックフイルムなどの柔軟性に富む材料を用いた包装形態で、
 食品など多くの用途があります。循環型社会では包装材の削減が必要となるため、
 廃棄物量の少ない軟包装の比率は年々増加しています。

  プラスチックフイルムは1960年代にPE、PVC、PPなどが相次いで量産され、高度
 成長期に需要が飛躍的に拡大し、今では包装資材・容器の25%に達し軟包装の主
 材料になっています。

2.プラスチックの物性
  プラスチックフイルムには加熱すると流動性を示す熱可塑性樹脂が主に用いら
 れます。

   フイルムに用いられる代表的な樹脂はポリエチレンとポリプロピレンです。
 樹脂は高分子からなり、樹脂により構造と大きさが異なります。高分子は均一
 ではなく、大きさの異なるものの混合物です。構造、大きさ、大きさの分布が
 異なれば樹脂の物性も変わってきます。フイルム製造では、目的に適った樹脂
 原料を用い、製膜方法や製膜条件を目的の物性が得られるように調整します。

   プラスチックは、弾力のあるゴム成分とガラスのような結晶成分が含まれて
 います。フイルムではでこの両方の特性を活用しています。例えば、フイルムを
 延伸すると延伸方向は強靭となります。この効果を利用した二軸延伸フイルムが
 PP、PET、ナイロン等で生産されています。

3.プラスチックフイルム
  軟包装材に必要な機能を満たすために種々のプラスチックフイルムが生産
 されています。近年、包装に要求される機能はますます多様化・高度化し、
 単一のプラスチックフイルムでは顧客の要求する機能を満たすことはできません。
 そこで複数の機能を併せ持った共押フイルムやラミネートフイルムが多く使われる
 ようになりました。

  ラミネートフイルムは、基材フイルム、シーラントフイルム、ラミネート
 フイルム(間材フイルム)を貼りあわせ、それぞれの機能をフイルムに付与して
 います。 基材フイルムは、OPP,PET,ナイロンに代表されます。シーラント
 フイルムには、ポリエチレン、CPP、EVA、アイオノマーがあります。間材は
 さらに機能を付与するときに用いられます。代表的な間材として、強度を高める
 ナイロン、酸素バリア性のEVOHやナイロン、光線遮断性を付与する蒸着PETなどが
 あります。

  共押フイルムは、フイルム製造時に多層で異なる樹脂を押出し、ラミネート
 フイルムと同じ多機能を付与した多層フイルムです。共押フイルムはラミネート
 と異なり層間に接着剤がないので層剥離をしないように各層の樹脂を選択する
 必要があります。PEとPPでは基材フイルムとシーラントフイルムの機能を持った
 フイルムが多く生産されています。

  最近、環境問題から脚光を浴びている生分解性フイルムは、土中で分解していく
 フイルムです。原料には、微生物系、ポリ乳酸の化学合成系、石油からの合成物
 である石油系、澱粉の天然高分子利用系があり、年々需要が増加しています。

4.軟包装フイルムの機能と試験法
  プラスチックフイルムの物性には機械的物性(引張強度、伸度、弾性率、突き
 刺し強さ、引き裂き強さ、衝撃強さ、スリップ性など)、化学的物性(濡れ性)、
 光学的性質(透明度、濁度、光沢)があります。これらの物性は、主に使用した
 原料樹脂の物性に依存します。

   その中で、スリップ性、濡れ性、透明性はフイルムを製造する時にある程度の
 調整ができます。スリップ性は滑材を添加してスリップの程度を調整します。
 濡れ性はフイルム表面をコロナ処理することで印刷適性を付与します。透明性は
 PPなどの結晶性の高い樹脂では製膜時の冷却温度が影響します。このように
 フイルム製造では樹脂と製膜条件を目的に応じて最適化しています。

   軟包装に必要な機能に、保護性、便利性、作業性、安全衛生性、環境適合性、
 商品性、経済性があります。それぞれ要求される機能は多岐にわたるため、目的
 の機能に応じてフイルムの種類、構成、デザインなどを選択していく必要が
 あります。

   保護性は包装で最も大事な機能で物理的強度(機械的物性)、安定性(耐熱、
 耐寒、耐候性、耐水性、耐油性、耐薬品性など)、遮断性(防湿、防水、防気性、
 気体遮断性)があります。

   便利性としては、ユニバーサルデザインでの形状、易開封性、携帯性などが
 必要です。

   作業性は、寸法安定性、熱収縮性、殺菌処理適性などの操作性、作業時の
 成形性、材料物性(硬さ、腰の強さ、非カール性など)、シール性(ヒート
 シール性/インパルスシール性/超音波シール性のシール適性、低プレスシール性
 /狭雑物シール性/ホットタック性などのシール特性、シール外観/シール強度
 などのシール性能など)、表面性状(スリップ性、濡れ性、低帯電性、
 無ブロッキング)などがあります。

   安全衛生性として、臭気、異物混入、添加剤の安全性、移行物質の有無、細菌
 の付着防止、改鼠防止能などが要求されます。環境適合性として、リサイクル性、
 廃棄物処理性は喫緊の課題です。商品性には、新規性、透明性、光沢・外観、
 形状、印刷効果、印刷適性、キャッチアイ効果が必要です。経済性として、価格、
 輸送保管性(重量・形状・寸法)、過剰品質の排除があります。

  包装の設計手順は、包装されるものの性質の確認、環境・危険の状況を把握、
 保護包装方式の選定、包装作業方式の決定、規制条件・要望事項の遵守、最後に
 経済性を考慮します。このステップの中で、保護包装方式の選定には包装材料の
 基礎知識を十分に活用した最適包装形態の選定が重要になってきます。多様化、
 個性化が進む包装を設計するに際し
て包装材料の知識はますます重要になってきて
 います。

 

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2004年7月の研究懇話会

 開催日 :2004年7月9日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :中山  秀夫 氏 (JPCA前会長)
 題 目 :「ボケを科学する」 
内容
1.生理的なボケ
普通「ボケ」には、「忘れっぽい」とか、「物を置き忘れる」とか、日常の軽いボケから「人の名前がなかなか出てこない」、その人の顔やどんな人とかということは、ありありと思い出せるのに、いわゆる生理的な「度忘れ」といわれる現象がよくある。
広辞苑には、「ぼける(呆ける、惚ける)」とは、頭の働きや感覚などがにぶくなる、ぼんやりする、もうろくする、「年のせいでぼける」とある。
年をとればどうしても脳の働きは衰える。こうした脳の自然の衰えを健忘症という。よく言われる「物忘れ」は健忘症のことで、ごく自然の加齢に伴う老化現象である。
生理的なボケの特徴は、「物覚えが悪くなった」という記憶力の減退よりも、むしろ記憶しているものを想いだすことが、”一時的に”出来なくなったことを意味する。
この”ボケ症状”は40才を過ぎる頃からほとんどの人に現れるので、これは脳が自然に少しずつ老化したために起こるボケと一般に考えられている。
一方、ボケが病的になると臨床的には”痴呆症”と呼ばれる。現在国民のほぼ6人に1人が65才の高齢者(’03年度高齢者率は19.0%)で、その中の在宅老人の約5%が痴呆だといわれている。これが2020年には4人に1人が高齢者となり、急速な高齢化に伴って介護が必要となる人や痴呆の人が倍増するものと予想されている(20年後のボケ人口3000万人!)
2.病的なボケ
「同じことを何回も言ったり聞いたりする」、「置忘れやしまい忘れが目立つ」「モノの名前が出てこなくなった」、これらは比較的短期の記憶が失われたことを示す。
最近の記憶が失われてしまうのは、病的なボケで「痴呆」の典型的な症状である。
こうした記憶障害だけでなく、思考力や判断力にも障害が現れてくる。病的なボケでも、「物事を計画する」、「順序だてて考える」、「抽象的な思考をする」などが苦手になる。飽きっぽくなる。投げやりな態度が見られる。しかも自分ではその原因が分からないというところが大きな問題である。
物忘れがひどくなると、「あの人」とか、「あれ」「それ」などの言葉が頻繁に出るようになる。ボケがひどくなれば過去と現在の区別が付き難くなってくる。
痴呆症になると「見当識」にも障害が現れる。
(1)脳血管性痴呆
痴呆の原因となる病気は様々であるが、脳の動脈硬化によって起こる{脳血管性痴呆」と脳全体が侵されていく「アルツハイマー病」の2つが主に知られている。
この2つの病気が痴呆の90%を占めているが、アルツハイマー病の比率が高い。脳血管性痴呆は、脳梗塞(脳の血管が詰まる)が原因で、痺れなどの神経症状を繰り返しながら痴呆症状が段階的に進む病気である。
(2)アルツハイマー製痴呆
アルツハイマー病(AD)は、原因がまだはっきりしていないが、脳全体が侵されていくもので、ボケの症状も徐々に進行するとされている。
アルツハイマー(Alzheimer 1906)病の初期のボケ症状と一般的な老化に伴う生理的なボケとは区別が付き難いとされているが、臨床的には記憶障害と認知機能障害が基本的な症状とされている(物忘れの自覚がなくなり、日付や時間を忘れたり、見当識の喪失が起こる、食欲異常、性欲異常を伴う)。
病理学的な特徴としては、
@老人斑(大脳資質のシミ;β−アミロイドの沈着)が現れる
A神経原線維変化の発生
B神経細胞の大量脱落が挙げられる
これらの発現に関与する遺伝子、生活習慣の危険因子などが文献を紹介する。
遺伝的病因では、アポE(アポリタンパクE)と呼ばれるタンパク質のε4がよく知られている。アポEは、神経系でも作られ、脳の中に多く含まれることが分かっている。脳細胞を維持する役割をもつ一方で、血液中のコレステロールを増やし、動脈硬化を引き起こしやすいタンパク質である。このアポEには、ε2、ε3およびε4の三つの遺伝子タイプが存在するが、ε4の遺伝子をもつ人はADに掛かりやすいといわれている。ε4が作用するADの発症は、60才前半に目立っている。もっとも80%以上の人は、ε3遺伝子をもっており、ε4をもつ人は11.2%と予想されている。
(植木彰「アルツハイマー病がわかる本」 2004年 法研発行)
比較的発症例も多く、予防も可能であるといわれる生活習慣とアルツハイマー病との関係について、例えば、食後20〜30分の昼寝が危険率を下げる。男性が台所に入るのはボケ防止になる。「笑い」はストレスが引き起こす脳細胞の死滅を防ぎボケの予防効果など、ボケ防止のあれこれについて紹介している。
(田平武、朝田隆;国立精神神経センター、1999年)
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2004年5月の研究懇話会

 開催日 :2004年5月14日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :桑  靖彦 氏 (JPCA初代会長)
 題 目 :「有事事態に対する包装・物流技術者のあり方」 

内容
 陸上兵力15万人を常備し、イラクに兵員配備を開始した。現在の日本は、既に有事状態にあるというべきであろう。

@有事発生となれば、過っての太平洋戦争、近くは湾岸戦争における経験にも明らかなように膨大な物資の供給が必要になる

A兵站物資の大量補給には、精錬設備の包装・物流技術が必須であることは、歴史の物語る事実である。これは、関連技術者にとってはチャンスであり、また生き甲斐にもなる機会ではないであろうか。

B私自身、昭和12年から太平洋戦争の戦前・戦中・戦後を包装技術者として過ごした者として自分の体験を話すことで、包装・物流技術関係の方々の力の結集を期待しています。

付記
 私の戦中の最大業務対象は、旧日本陸軍の砲弾薬の防水・防湿包装の開発と生産、戦後は米国陸軍用砲弾コンテイナーとバリア・マテリアルの生産、そして設営当初の日本陸上自衛隊包装規格策定への援助でした。
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2004年3月の研究懇話会

 開催日 :2004年3月19日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :伊藤 荘司 氏(当会会員)
 題 目 :「韓国の包装事情」 

内容
1.韓国の生活状況
・サッカーのワールドカップ以降、景気は良くない。人口は日本の3分の1で、生活レベルは日本の50〜60%である
・住コストは日本の60%程度、車は70〜80%程度であるが、ガソリンは日本の120%と高い。ただし、バス、電車などは安く、100kmで400円弱である。
・食コストは安い。ラーメンが日本で600円が300円と半分程度で、ソウル以外の地方では1000円でかなりの夕食が食べられる。
2.韓国の包装材料
・ガラス瓶、金属缶の需要は減少が続き、紙は若干の伸び、プラスチックだけが10〜30%と2桁の伸びである。
・韓国の包装資材メーカーは日本の市場をよく研究しており、日本でヒットし、韓国でもヒットしそうな商品をすばやく開発・上市している。
・ほとんどの企業が財閥系列にあり、競争が少なく、特徴のある材料はない。特殊な材料は日本から輸入している。したがって、コストは高い。包装材のコストが日本より10%高い程度なら国産品を用いるので販売価格はこの範囲に設定する。
3.韓国の食品包装
・韓国の食べ物は、辛いという点を除けば内容は日本とほぼ同じである。米飯パックなどの包装が伸びている。特に、電子レンジ対応の透明蒸着フイルムを用いたパウチの伸びが大きい。
・レトルト包装では、カレーがほとんどなく、ハヤシが主である。また、スナックは甘いもののみで、日本のスナックのような味の多様化はない。
・今は業務用のパウチはないので、今後伸びてくると思われる。
・キムチは2℃で3週間漬けるものであり、専用温度の冷蔵庫がある。韓国の住まいはマンションがほとんどとなり、自宅でキムチを作ることが少なくなってきたため、4.5kg入りの市販キムチが売れている。
4.包装技術者
・ソウル大学卒業などの優秀な人材もいるが、技術者の流動は激しい。
・日本の技術者には、日本での新素材を用いたパッケージの開発ができる技術者で、現地で指導することを期待している。
            

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2004年2月の内容

 開催日 :2月13日(金) 
 開催場所:東京工業大学百年記念館
 講 師 :菱沼 一夫 氏 (当会会員)

            ヒートシールの極意

JPCA2月度 研究会発表要旨

発表テーマ: 『ヒートシールの極意』

―「溶着面温度測定法」;“MTMS”によるヒートシール管理の革新―

溶着面温度測定法;
“MTMS”
の開発の背景と狙い


・経験則からの脱皮
・経験則からの脱皮
・数量管理化

・事後評価から事前評価
・溶着面温度の直接測定法の開発
・加熱面温度と溶着面温度の相関の利用
・溶着面温度基点の伝熱特性情報の活用
・ヒートシールマネージメントの高信頼化
(HACCP対応) 
・従来法の定量的検証


“MTMS”の特長

1.溶着面に微細センサを挿入して溶着面温度を直接測定
2.包装材料毎の溶着面温度の微小変化からヒートシーラントの溶着温度を決定
3.包装材料毎の表面加熱温度と溶着面温度を直接測定
4.所望の溶着温度に調節する表面温度と到達時間を検証
→ 現場装置に移行

5.包装材料毎の溶着面温度ベースヒートシール強さが表現できる

☆講演要旨:

(1)従来のヒートシール管理の課題と間題点の解析
JISのヒートシール検査では“適正”なヒートシール管理はできない。
(2)[溶着面温度測定法];MTMSの詳解
(3)
MTMSで何ができるようになるのか?

1)包装材料毎の溶着温度の確定
2)包装材料毎の熱伝達速度の測定
3)ラボでの包装材料毎のヒートシール条什の事前確定
4)ヒートシール関連各部位温度の直接測定と解析
5)ヒートシールクレームの診断/原因検証確定
6)溶着面温度ベースのヒートシール強さ
7)ヒートシールのHACCP化
8)レトルト包装のHACCP対応策
9)剥れ(Pee1 Sea1)と破れ(Tear Sea1)の識別と剥れシールの制御10) 剥れシールを利用したヒートシール巾の設定と破袋の制御
11) ヒートシール条件のパソコンシミュレーション
12) インパルスシール、インダクションシール、ロータリーシール、超音波シールの性能測定
13) ヒートシールクレーム事例と改善方策
14)コンサルティング提供方法

                 以上

※幣所ホームページに詳しい案内/導入方法を紹介しています

    菱沼技術士事務所 E-mail: RXP10620@nifty.ne.jp

                 URLhttp://www.e-hishi.com/

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2003年12月


 開催日 :12月12日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :塚本 富陸 氏(当会会員)
 題 名 :「シュリンク包装の、
       システム提案から実施まで
(事例)」
 内 容 :事例の報告
         1.コスト比較の推定
         2.美粧性、印刷適正
         3.包装強度
         4.包装機での実機テスト
         5.輸送試験
         6.表示デザインと収縮性能の最終確認
         7.受注
         8.反省点と今後の課題     

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2003年9月の内容


 開催日 :9月12日(金) 15:00〜18:00
 開催場所:東京工業大学百年記念館、第4会議室
 講 師 :野田 茂尅 氏(当会会員)

          「食品衛生法の解説、
         (PETボトルを中心として)」

   食品衛生法(器具及び容器包装)の解説

 1、器具及び容器包装の衛生性について
   ・包装材料のJISは、保護性のみを規定している。
   ・衛生性では下記の項目に課題が多い
    −臭気 (残留溶剤、原料樹脂の低分子物など揮発物は多い)
    −細菌付着
    −移行物質
    −異物混入・付着
    −変敗
 2、食品衛生行政の機構と考え方
   ・農水省は生産者側、厚生労働省は消費者側の立場になりやすい。
 3、食品衛生法・乳等省令・食品、添加物等の規格基準
   ・牛乳容器について詳細の説明があった。
    アセプチック牛乳は3ヶ月の保存が可能、
    平成14年、最内装を除き、PP,ナイロンの使用が可能になった。
 4、用途別規格
   ・レトルトパウチの規格では、落下試験を現実に合致した低所からの
    試験に改定した。
   ・清涼飲料水のみ、落下、ピンホール、封緘、耐圧縮の各試験の規格が
    定められている。

   

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2003年7月の内容

 開催日 :7月11日(金) 
 開催場所:東京工業大学百年記念館
 講 師 :小山 武夫 氏 (当会会員)

            包装用フイルム製造におけるAPS

「包装用フイルム製造におけるAPS」

1.APS(Advanced Planning and Scheduling)とは
 APSは、顧客を満足させるために、生産活動での資材調達計画、工程負荷計画を同期的に考え、実行可能でかつ最適なスケジュールを立案する、工場中心の生産計画・管理手法の総称である。
2.APSの活用と事例
 APSにより、工場生産の最適化が出来る。
  −顧客の変化に俊敏に対応できる仕組みが出来る
  −生産のリードタイムを極限まで短縮出来る
  −設計部門と製造部門をシームレスにつなぐことが出来る
  −生産現場の活動を利益に結びつけることが出来る  
  −サプライチェーンの全体最適に貢献することが出来る
3.中小企業のフイルム製造工程での現実
 中小企業のフイルム製造工程では、APSを活用するレベルに達していない。活用できないのは、「業務プロセスの標準化が出来ていない」「データを取る人も手段も少ない」「収集したデータなどの情報を活用する目的が明確でない」などが原因である。
4.QCの見直し
 APSの活用には、TQCの基本に帰り、データ収集、データ解析を含めた全社的取り組みが重要になる。
5.フイルム製造での事例
 APSは、情報の共有化から始まる。フイルム製造の事例として、在庫削減のためのツールと工場の原単位管理のツールを紹介する。
6.APS(Advanced Planning Scheduling)の活用
 APSは、QC手法を用いれば、有効なツールとして活用できる。

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2003年5月の内容


 開催日 :5月12日(月) 
 開催場所:東京工業大学百年記念館
 講 師 :石原 昌具 氏 (当会会員)

            「当たり前にやれば成功する事業」
「当たり前にやれば成功する事業」

 優良企業は何か、問われたとき、私はときにこう答える。
「その企業に働く人の、6割が、当たり前の事をきちんとやっている企業」と。
この比率が7割にもなれば、それは超優良企業である。
普通の企業は5割以下であろう。
 それくらい組織全体として当たり前のことをするのは難しい。それが、「当たり前スタンダード」の難しさの最大の理由である。
 ではなぜ、組織全体として当たり前のことをするのがそれほど難しいのか。
理由は少なくとも3つある。
 第一に、個々の人にとって、自分がすべき当たり前のことは何かを的確に「判断」する事がかなり難しい。自分の判断で当たり前のことをしているつもりでも客観的に見れば当たり前以下、ということが頻繁に起きるのである。
 第二の理由は、判断が出来てもそれを実行することの難しさである。判断することと実行することの間には深い溝がある。判断できたつもりでもいざとなるとためらう人はたくさんいる。実行を始めたとしても、一生懸命それを実行するとは限らない。
判断と実行の間の深い溝をジャンプさせる何かが必要な場合が多いのである。
 第三の理由は、組織としての実行は一人一人の実行が書け合わさって決まるということである。この掛け算の怖さとは、一人一人の実行が十分でないときにそれが掛け合わさったときに全体としてどうなってしまったのか、という怖さである

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2003年3月の内容


 開催日 :平成15年3月28日(金) 
 開催場所:東京工業大学百年記念館
 講 師 :中山 秀夫 氏 (当会会長)

            「食品包装とリスクマネジメント」
「食品包装とリスクマネジメント」

 人の健康を損なうリスクとして、食の微生物的危害はもとより、食品への異物混入、あるいは人体の有害な、または障害を及ぼす化学物質の混入が予想される。
 最近、食品衛生法やJAS法の違反事件が多発しており、企業リスクも増加している。
そこで、包装とリスク管理とは何かを考え、食の安全と消費者の信頼確保に対応した施策と現状の問題点について述べた。
1.リスク管理とは何か
 リスクとは、危険性または危険の及ぶ確立である。
 リスクマネジメントとは、企業を取り巻く様々なリスクを事前に予測・評価して不安要素の顕在化を未然に防止し、もしくは不幸にして損害が発生した場合の事後処理対策を、効率的に、効果的に講ずることにより、事業の継続的かつ安定的発展を確保していくことである。
2.食の安全性
 食品の中毒事件や異物混入などによる製品苦情が多発しており、食品メーカーの危害防止や表示基準遵守の保証対策並びに消費者保護対策面での企業責任の重大さが問われている。
3.コンバーターにおけるリスクマネジメント
 (1)PRTR法
 (2)環境保全条例
 (3)フタル酸エステル(DEHP)の使用禁止
4.PL対策と包装の安全性
 食品の欠陥による事故は、食中毒と異物の混入が殆どである。安全性・衛生性に重点をおいた工程管理がPL対策として極めて重要である。

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2003年2月の研究懇話会の内容


 開催日 :平成15年2月7日(金) 
 開催場所:東京工業大学百年記念館
 講 師 :鹿毛 剛 氏 (当会会員)

         「PETボトルへのダイヤモンドライク
      カーボン・コーティング」
「PETボトルへのダイヤモンドライクカーボン・コーティング」

 PETボトルは、比較的良好なガスバリヤ性を示し、幅広く食品包装容器として使用されているが、酸素に敏感な飲料には不向きだある。
 プラズマCVD法を使用して、PETボトルにDLC薄膜をコーティングすると、酸素バリヤ性は10倍以上向上し、金属缶やガラス瓶と匹敵した容器になる。
 最近、緑茶でPETボトルの加温飲料が販売されたこともあり、ハイバリヤPETボトルに対する市場ニーズが高まっている。
 また、加温飲料以外の用途として、ビタミンB1を含む飲料容器、調味料関係容器としても期待されている。
 今後、この市場ニーズに応えるために、更なる大規模量産に対応したPETボトル用DLCコーティング装置を開発していく予定である。

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