• 2003年2月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    平成15年2月7日(金)
  • 【開催場所】
    東京工業大学百年記念館
  • 【講  師】
    鹿毛 剛 氏 (当会会員)
  • 【題  目】
    「PETボトルへのダイヤモンドライクカーボン・コーティング」
    • 「PETボトルへのダイヤモンドライクカーボン・コーティング」
  • PETボトルは、比較的良好なガスバリヤ性を示し、幅広く食品包装容器として使用されているが、酸素に敏感な飲料には不向きだある。

    プラズマCVD法を使用して、PETボトルにDLC薄膜をコーティングすると、酸素バリヤ性は10倍以上向上し、金属缶やガラス瓶と匹敵した容器になる。

    最近、緑茶でPETボトルの加温飲料が販売されたこともあり、ハイバリヤPETボトルに対する市場ニーズが高まっている。

    また、加温飲料以外の用途として、ビタミンB1を含む飲料容器、調味料関係容器としても期待されている。

    今後、この市場ニーズに応えるために、更なる大規模量産に対応したPETボトル用DLCコーティング装置を開発していく予定である。