• 2004年2月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2月13日(金) 
  • 【開催場所】
    東京工業大学百年記念館
  • 【講  師】
    菱沼 一夫 氏 (当会会員)
  • 【題  目】
    「ヒートシールの極意」
  • JPCA2月度 研究会発表要旨
  • 発表テーマ: 『ヒートシールの極意』
  • ―「溶着面温度測定法」;“MTMS”によるヒートシール管理の革新―

    溶着面温度測定法;“MTMS”の開発の背景と狙い

    1. • 経験則からの脱皮
    2. • 数量管理化
    3. • 事後評価から事前評価
    4. • 溶着面温度の直接測定法の開発
    5. • 加熱面温度と溶着面温度の相関の利用
    6. • 溶着面温度基点の伝熱特性情報の活用
    7. ヒートシールマネージメントの高信頼化(HACCP対応)
    8. • 従来法の定量的検証

    “MTMS”の特長

    • 溶着面に微細センサを挿入して溶着面温度を直接測定
    • 包装材料毎の溶着面温度の微小変化からヒートシーラントの溶着温度を決定
    • 包装材料毎の表面加熱温度と溶着面温度を直接測定
    • 所望の溶着温度に調節する表面温度と到達時間を検証 → 現場装置に移行
    • 包装材料毎の溶着面温度ベースヒートシール強さが表現できる

    ☆講演要旨:

    1. ⑴ 従来のヒートシール管理の課題と間題点の解析
      • JISのヒートシール検査では“適正”なヒートシール管理はできない。
    2. ⑵ [溶着面温度測定法];“MTMS”の詳解
    3. ⑶ “MTMS”で何ができるようになるのか?
      • 包装材料毎の溶着温度の確定
      • 包装材料毎の熱伝達速度の測定
      • ラボでの包装材料毎のヒートシール条什の事前確定
      • ヒートシール関連各部位温度の直接測定と解析
      • ヒートシールクレームの診断/原因検証確定
      • 溶着面温度ベースのヒートシール強さ
      • ヒートシールのHACCP化
      • レトルト包装のHACCP対応策
      • 剥れ(Pee1 Sea1)と破れ(Tear Sea1)の識別と剥れシールの制御
      • 剥れシールを利用したヒートシール巾の設定と破袋の制御
      • ヒートシール条件のパソコンシミュレーション
      • インパルスシール、インダクションシール、ロータリーシール、超音波シールの性能測定
      • ヒートシールクレーム事例と改善方策
      • コンサルティング提供方法


    以上

    ※幣所ホームページに詳しい案内/導入方法を紹介しています

    菱沼技術士事務所 E-mail: RXP10620@nifty.ne.jp

    URL:http://www.e-hishi.com/