• 2004年5月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2004年5月14日(金) 15:00~18:00
  • 【開催場所】
    東京工業大学百年記念館、第4会議室
  • 【講  師】
    桑  靖彦 氏 (JPCA初代会長)
  • 【題  目】
    「有事事態に対する包装・物流技術者のあり方」
  • [内容]
  • 陸上兵力15万人を常備し、イラクに兵員配備を開始した。現在の日本は、既に有事状態にあるというべきであろう。

    1. ① 有事発生となれば、過っての太平洋戦争、近くは湾岸戦争における経験にも明らかなように膨大な物資の供給が必要になる
    2. ② 兵站物資の大量補給には、精錬設備の包装・物流技術が必須であることは、歴史の物語る事実である。これは、関連技術者にとってはチャンスであり、また生き甲斐にもなる機会ではないであろうか。
    3. ③ 私自身、昭和12年から太平洋戦争の戦前・戦中・戦後を包装技術者として過ごした者として自分の体験を話すことで、包装・物流技術関係の方々の力の結集を期待しています。

    付記
    私の戦中の最大業務対象は、旧日本陸軍の砲弾薬の防水・防湿包装の開発と生産、戦後は米国陸軍用砲弾コンテイナーとバリア・マテリアルの生産、そして設営当初の日本陸上自衛隊包装規格策定への援助でした。