• 2005年2月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2005年2月18日(金) 15:00~18:00
  • 【開催場所】
    東京工業大学百年記念館、第4会議室
  • 【講  師】
    飯島 林蔵 (当会会員)
  • 【題  目】
    「プラスチック容器包装廃棄物リサイクル」
  • [要旨]
  • プラスチック製品は自動車や家電、日用品など広く使用されているが、中でも一番使用料が多い分野は容器包装材で年間数100万トン消費されている。そして容器包装材はライフサイクルが短く、短期間にごみとなって廃棄される。プラスチック容器包装材がごみとなって廃棄された後の処理は主に焼却処理、埋め立て処分、海外輸出、リサイクル(再生利用、再使用、再利用)、などで処理されているが、いずれも多くの問題点を含んでいる。

    本研究懇話会ではプラスチック容器包装材が廃棄された後の問題を中心に話をしたい。プラスチック容器包装材は容器包装リサイクル法により分別収集―リサイクルが始まって5年が経過した。又識別表示や材質表示も行われている。

    そして法律が完全施行されて事業者はどう対応したか、事業者に法律の理解が得られているか、法律の下でのリサイクルがどう行われているか、など容器包装リサイクル法についての問題点について説明する。こうした中でプラスチック容器包装材が使用後廃棄された後の処理やリサイクルは、容器包装リサイクル法のほかに資源有効利用促進法、廃棄物処理法などなどのいろいろな法的規制の中で行われている。回収の問題、リサイクル技術(海外のリサイクル技術との対比を含めて)再生品の評価、用途開発、海外輸出、リサイクルビジネスとしての評価など法的規制との対応を含めていろいろな面から説明したいと思います。