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2006年5月の研究懇話会
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【開 催 日】2006年5月11日(木 ) 15:30~18:00
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【開催場所】東京工業大学百年記念館、第4会議室
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【講 師】松本 光次 (当会会員)
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【題 目】「日本のコンバーティングの生い立ちと歩み」
- [内容]
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- 紙とコンバーティング
- 日本は高温多湿に対応した紙として油紙を主とした加工紙・加工材料が発達した
- 加工いろいろ
- 加工紙は紙に、着色、艶出し、印刷、含浸、貼り合わせ、接着、折目つき、形付け、皺付け、筋付け、裁断、打ち抜き、糊張り、成形加工などを施すことである
- 紙のいろいろ
- ⑴ 紙の種類と用途
- 紙は用途により再分化した名称がつけられていた
- 印刷用紙、筆記用紙、図画用紙、包紙、濾紙、吸取り紙、板紙、電気絶縁紙、装飾紙、特殊加工原紙
- ⑵ 紙と標準単位
- ⑶ 繊維
- 天然繊維(植物繊維、動物繊維、好物繊維)
- 化学繊維(再生繊維(ビスコース)、半合成繊維(アセテート)、合成繊維、無機繊維、金属繊維、ガラス繊維、岩石繊維、鉱滓繊維、炭素繊維)
- ⑷ 昔からの加工紙
- 樹脂類(漆、ゴム、澱粉、デキストリン、コンニャクマンナン、アラビアゴム、柿渋等)
- 油脂類(えの油、桐油、亜麻仁油、オリーブ油、パラフィン、蝋、蜜蝋、アスファルト、コールタール、ピッチ等)
- 無機質(炭酸カルシウム、カオリン、タルク、クレー、金属箔等)
- 化学薬品(柿渋、硫酸、アルミナ石鹸等)
- 機械処理(グラシン紙等)
- ⑸ 紙加工例
- 温床紙(燻蒸用紙)コンニャク糊を用いて和紙を張り合わせたもの、強靭性、バリアー性
- ⑹ 風船爆弾
- ⑺ 風船爆弾の構成
- ⑴ 紙の種類と用途
- エドワード氏の予見
- 紙とコンバーティング