-
2010年2月の研究懇話会
-
【開 催 日】2010年2月10日(水 ) 15:30~17:00
-
【開催場所】東工大蔵前会館2F 大会議室
-
【講 師】野田 茂尅 (当会会長)
-
【題 目】「容器包装アーカイブス」
- 「概要」
-
- はじめに
容器包装開発とその実用化のための法制定と改定時の実態について述べる - レトルトパウチ
- ① 1965年O食品会社とSファミレス会社の要請で高密度ポリエチレンを使用したレトルトパウチの開発に着手
- ② 1968年2月ボンカレーが世界最初のレトルト食品として誕生
- ③ PP,ポリエステル、アルミ箔の層構成で強度と空気遮断性を改良、ファミリーレストランの普及に貢献した
- ④ 1968年レトルト・シュウマイ(崎陽軒)誕生、全国ブランドになる
- ⑤ 昭和52年2月レトルトパウチの用途別規格が告示され、平成19年強度試験などが改定された
- ⑥ 開封性の改善として、「素材の改善」「レーザーによる切り欠き」「機械的押切などによる切り欠き」等が行われている
- ⑦ 電子レンジ対応とごみ処理の問題から、アルミレスパウチの開発が急がれている
- 清涼飲料水用ペットボトル
- ① 1977年厚生省より清涼飲料水用ペットボトルが使用可能なように規格改正の要望があり、同年規格改正が行われた。1982年に食品衛生法告示改正され、使用が可能になった
- ② 日本には、清涼飲料業者が約4,600社あったが、コーラの参入で約1,600に社に激減した。
ペットボトルの承認許可でさらに清涼飲料業者は危機感を抱き、大反対運動が起った - ③ 1985年キリンビバレッジが1.5LPETボトルを使用。
- ④ ペットボトルの認可にはごみの焼却時の健康被害の問題があり。ペット業界は500cc容器はコスト競争力がないので製造しないと説明した。このため、500ccボトルは10年間製造できなかった
- ⑤ 1996年500ccペットボトルの使用ができるようになる
- ⑥ ペットボトルの普及には、消費者の要望以外の制約条件があった
以上
- はじめに