• 2012年12月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2012年12月6日(木) 15:30~17:00
  • 【開催場所】
    東工大蔵前会館
  • 【講  師】
    住本 充弘 (当会員)
  • 【題  目】
    「Scanpack2012とスウェーデン企業のパッケージビジネス戦略」
  • 「概要」
  • スウェーデン企業のパッケージ戦略の特徴的な項目は以下のとおりである。

    • 産学官の密接な連携
    • 生き残り戦略
      テトラパックに代表される森林資源を活用した林産産業から製紙業、包装産業への発展
    • ビジネスモデル
      ビジネスモデルは、①基礎研究で用途を見出し、②特許出願、③探究、④試作品の市場での評価、⑤資金調達、⑦製品の供給とライセンス契約
      大学の学問の成果を、実用に結びつけるテーマが主で、展示会は情報交流、顧客ニーズの把握の重要な位置づけである
    • 研究のあり方
      大学も、実学に重きを置き、目的を明確化し、研究成果の商品化・実用化に努め、顧客の競争力・発展に寄与することを主眼にしている
    • ビジネスのスタイル
      ビジネス展開は、開発者/多量に製造できるコンバーター/製品を採用する顧客の3者での実用化開発と販促推進のシステムが明確に根付いている
    • 市場と消費者・使用者の洞察(insight)
      多くの情報をいかに料理するかのinsightが重要潜在ニーズを探り当て、最新の技術で完成し、それをビジネスに持ち込む戦略
    • インターネットの世界を駆使あるいは活用
      1. ① ネットワーク化
        必要な情報を短時間で得られる組織・システムとしてパッケージビジネス情報ネットワークが構築されている
      2. ② 高価なソフトなリーズナブルの使用
        インターネットを活用した安価で利用可能なソフト利用ビジネスが構築されている
    • 加工技術としての印刷等コンバーティング技術
      印刷技術の駆使と後加工技術の駆使がうまい


      以上