• 2013年8月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2013年8月27日(火) 10:00~11:00
  • 【開催場所】
    横浜情報文化センター
  • 【講  師】
    住本 充弘 (当会会員)
  • 【題  目】
    「2020年に実現が期待される包装新技術の展望」
  • 「概要」
    • 2020年に期待されるパルプ、セルローズ技術の概要
      1. 1)抄紙技術
        1. − 薄くても強度、腰がある軽量・腰強化・平面平滑の薄紙・板紙の供給
        2. − ある程度深絞り成形可能な薄紙・板紙の実用化
        3. − Micro fiber cellurose、Nanofibrillated cellulose配合の薄く腰のある紙
      2. 2)抄紙技術のバック技術
        1. − 浅絞りトレー用板紙は、スウェーデン、ビレルード社で市販
          スライスハム、肉用途にPE/EVOH/PEをラミしてガスフラッシュ用に利用
      3. 3)紙の製造時のコーティング技術
        1. − 微細な顔料やクレイのコーティング技術が確立
      4. 4)パルプの探究、セルローズ誘導体の展開
      5. 5)透明なガス選択透過フィルムの幕開け
    • 2020年に期待されるナノテクノロジー技術の概要
      1. 1)プラスチックの造核剤に利用したマスターバッチの利用
        1. − 薄肉化、強度アップ、透明性向上、腰の付与に効果あり
      2. 2)ナノ化と平行してサブミクロン化も活発
      3. 3)適用事例:
        ナノコンポジット、バイオポリマー、アクティブ化、インテリジェントパッケージ
    • 2020年に期待される包装加工技術の概要
      1. 1)期待される包装加工技術
        1. − 20~30%の軽量化等減量。発砲、延伸、コンポジット化、配合技術の駆使
        2. − 次のターゲットのオレフィン樹脂は、ほぼ目途が立つ
        3. − 複合フィルムの再生再利用
        4. − 加工エネルギーは再生可能エネルギーに依存
        5. − Perfpormance Packagingが進み、物流を含めたトータル包装コストの考えが進む
        6. − 工場はロボット化、センサー化、24時間稼働の無人工場が進む
        7. − Economical sustainability,Social responsibility,Protection of the environmen,
      2. 2)印刷技術の展開
        1. − 日本も表刷りの軟包装が増加
        2. − フレキソ印刷の軟包装用他が増加
        3. − 擦り出しの原反ロスが減少
        4. − インクジェット印刷が小ロット用に稼働
        5. − 包装に機能組み込みが増加。
          パッケージ表面に情報端末の情報提供手段、RFIDの印刷
      3. 3)加工技術
        1. − レーザー技術超音波技術の多用。易開封技術にレーザーの活用
    • 2020年に期待される新しいパッケージ形態技術の概要
      1. 1)軟包装材料による立体容器
      2. 2)新形状の立体紙容器
      3. 3)空気の逆流機能付き容器
      4. 4)電磁調理器対応パッケージ
      5. 5)INNOVATION PACKAGE
    • 2020年に期待される食品包装技術の概要

      1. 1)Save Food と食品保存技術
        1. − 無菌及び無菌化包装の拡大
        2. − 食品のロングライフ化
        3. − グローバルに包装食品を供給
      2. 2)食品の超高圧処理の技術が進展
      3. 3)チルド及び冷凍・解凍技術の進歩

    以上