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2013年12月の研究懇話会
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【開 催 日】2013年12月10 日(水 ) 15:00~17:00
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【開催場所】東工大蔵前会館
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【講 師】野田 治郎(当会会員)
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【題 目】「食品メーカーの立場からの包装設計と開発事例」
- 「概要」
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- 食品メーカーを取り巻く環境変化
- 安全・安心への意識の高まりも大きな環境問題だが、高齢化が最大の問題となる。
- 元気な高齢者は、2,000万人以上(2007年)と推定され、職への高い関心を示している。
- 食品包装設計の基本的な考え方
- 「おいしさ」「健康」[安心]を追求した商品を提供することであり、包材はこれを実現する手段であり、商品の価値を決定する。
- 食品包装に求められる機能は、「品質保持」「環境対応」「ユニバーサルデザイン」「品質保証」である。
- 食品包装設計の進め方
- 食品包装の設計で考慮すべき要因
「食品の変質要因」「環境要因」「社会的要因」「適法性」「生産性」などがあり、「商品コンセプト」との整合性が第1に重要である。 - 商品コンセプトとパッケージコンセプトは同時並行的に考えていく。
- 包装設計に対するチェック項目
生産数量、包装形態、資材コスト、包装経費、充填条件、ライン適性、保管・流通条件、使用適性、環境適性、適法性、表示事項など多岐にわたる。
- 食品包装の設計で考慮すべき要因
- 事例
- 酸素バリア性ボトルの事例を紹介した。
- 食品メーカーを取り巻く環境変化
食品メーカーで長年、食品包装の研究開発、新製品に対する包装設計、容器包装の環境対策・安全性の確認などに携わってきた経験からの包装設計と開発事例を説明した。