• 2014年3月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2014年3月7 日(金 ) 15:00~17:00
  • 【開催場所】
    東工大蔵前会館
  • 【講  師】
    野田 治郎(当会会員)
  • 【題  目】
    「続・食品メーカーの立場からの包装設計と開発事例
  • 「概要」
    • 環境包装の考え方
      1. ① 食品メーカーが容器包装に求める環境対応
        1. − 消費者が具体的なメリットを感じること
        2. − 合理化につながること(コストダウンに結びつくこと)
        3. − 企業の社会的評価を高めること(バイオマスのように賛否両論のあるものは対象としない)
        4. − 保存性、強度など、本来の機能の同等以上であること
      2. ② 環境対応包装の基本的方針
        1. − 食品の容器として適切であること
        2. − 環境汚染物質を発生させないこと
        3. − 省資源、省エネルギーに努め、多重包装はなくすこた
        4. − リサイクルへの適性を向上させ、促進すること
        5. − 環境に配慮した包装技術の確立に努める個他
      3. ③ 事例:ボトルの軽量化、ガラス瓶の軽量化、レトルトパウチのアルミレス化、包装の簡易化、リユースを考えたガラス瓶など
    • ユニバーサルデザイン包装
      1. ① 食品包装におけるユニバーサルデザインの考え方
        1. − 表示が見やすい、わかり易い
        2. − 使い方が簡単、図・写真などで直観的にわかる
        3. − けがやご使用を起さず、安全である
        4. − 開封、取り出しなど、無理なくできる
        5. − 適切な重量、経常である
        6. − 廃棄時に分別が容易で、嵩張らない
      2. ② 事例:介護食品の表示、片手で中身が取り出せるポーションパック
        ダブルセーフティ・イージーオープン缶、ドレッシング包装、など
    • 包装設計と品質保証
      1. ① 食品包装設計における品質保証
      2. ② シェルフライフの設定と安全率
      3. ③ トレーサビリティ
      4. ④ 包装の安全・衛生性の確保
      5. ⑤ 製造物責任
    • まとめ
      1. • 適正に設計された包装は、食品の価値を高め、販売促進に寄与する
      2. • 包装の環境対応、ユニバーサルデザインへの取り組みは、企業の社会的責任(CSR)であり、企業の価値を高める
      3. • 包装が「食品の安全・安心の確保」を担う

    • 以上