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2017年10月の研究懇話会
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【開 催 日】2017年10月12日(木 ) 15:00~17:00
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【開催場所】東工大蔵前会館 手島精一記念館3F
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【講 師】川井 重弥 (当会会員)
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【題 目】「液体窒素充填を使用した酸素濃度低下方法」(容器陽圧化または負圧防止によるデント防止)
- 「概要」
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- 容器ヘッドスペースの置換による品質濃度低下方法
- − 容器ヘッドスペースの置換による品質劣化方法には、液体窒素使用以外に、窒素ガス使用、炭酸ガス使用、真空引き、脱酸素剤使用などがあるが、液体窒素使用が、ヘッドスペース脱酸素性と陽圧性の両方に優れる唯一の方法
- 液体窒素LN2によるヘッドスペース置換による品質劣化防止
- − 液体窒素滴下ソフト化方法を開発し、デッドスペースを無くすことに成功した
- LN2の使用による利点
【品質劣化対策】
- − 容器ヘッドスペース内の残存酸素の低減
- − ヘッドスペース残存酸素による、内容物の劣化防止、フレーバー性の維持、品質保持期限の延長
- − チルド流通商品が常温流通商品として適用でき、商品ライフサイクルが延長できる
- − 窒素ガス置換より低コストでの残存酸素低減と容器安定性
【容器陽圧化による容器剛性向上、品質保証体制強化】 - − 液体窒素充填を行った容器は、陽圧が維持される
- − 容器(キャップを含む)の合成が向上
- − 容器リーク対策、容器搬送性、検査による品質保証体制の確立
- 各社LN2充填機の比較
- − ‐CHART社LN2充填機は、間欠滴下、多条ノズル、噴霧化のズル、滴下位置など優れる
- CHART社LN2充填機の特徴
- − 間欠・連続を切り替えて使用可能
- − ノズル部を含めて構造がシンプル
- − ノズル部は用途に合わせて滴下方法を変更可能
- − 装置全体が、液体窒素による温度上昇(気化)防止と外部表面の霜付防止になっている
- − 液体窒素充填機からシーミングまでの時間を短縮化、液体窒素使用料の低減化
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LN2充填機の活用事例
- 安全性
以上【開催場所】
東工大蔵前会館
http://event.telescoweb.com/node/9641
開催場所:東工大蔵前会館3F手島精一記念館3F・東京急行・大岡山下車徒歩1分
改札出口の正面に蔵前会館があります。 - 容器ヘッドスペースの置換による品質濃度低下方法