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2017年12月の研究懇話会
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【開 催 日】2017年12月7日(木 ) 11:00~12:00
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【開催場所】カナガワ労働プラザ 会議室
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【講 師】白倉 昌 (当会会員)
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【題 目】「ガーナ、ナイジェリアの食品流通事情」
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本年3月にJETRO派遣による農産業育成支援の活動の内容、現地の食品流通、包装の現状、サブサハラアフリカの産業課題と日本の役割について報告します。
【活動概要】
ガーナの収穫後の農産品が消費者の手ににわたるまでの損失がは、成果物で40%、穀物でも15%に達し、新興国や新区工業国に比べて極めて高い。
ガーナ、ナイジェリア共に農業が基幹産業の一つであり、GDP比率の約20%、就業人口の半分以上を占めているが、その低生産性から低所得者層の多くを占めている。
JETROの「食品輸送包装」産業育成支援事業の専門家として、ガーナ(アクラ市)、ナイジェリア(ラゴス市)において、農業物収穫後のバリューチェーン改善(輸送、貯蔵、加工、流通の商流における付加価値の向上)に関する技術セミナー開催と現地関連企業、 市場の調査指導を行った。
【総括】
ガーナでは新政権の立ち上がりの次期のタイミングを逃さず、現地企業や事業体と日本企業との協力関係を深めていくことが急務である。
ナイジェリアでは、第6回アフリカ会議で一層深まった日本からの協力関係を活かして、農業セクターでも日本企業が投資はもとより地場の農産業の育成支援、日本向け輸出産品の創出を含む事業進出で貢献すべきタイミングにある。
ナイジェリア政府は、輸出用加工や新経済特区に150億円の予算を計上している。生産性が低くロスも多い個人農家を近代的農業経営に変えて再度産業大国に復活させることが急務である。日本は、これらに対し、サポートを積極的に行うことをアピールすべきである
以上【開催場所】
カナガワ労働プラザ
https://www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp/l-plaza/〒231-0026
横浜市中区寿町1丁目4番地 神奈川県立かながわ労働プラザ
TEL:045-633-5413 FAX:045-633-5416
交通
- JR京浜東北・根岸線「石川町駅」中華街口(北口)徒歩3分
- JR京浜東北・根岸線「関内駅」南口から徒歩8分
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