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2018年2月の研究懇話会
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【開 催 日】2018年2月8日(木 ) 15:00~17:00
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【開催場所】東工大蔵前会館
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【講 師】増尾 英明 (当会会員)
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【題 目】「食品用容器包装の法規改正とその影響」
- 「概要」
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- 日本の器具・容器包装の規制にに関する法規
- 1)法規
- ① 食品衛生法
- 法規の適用を受ける事業者
- ① 器具・容器包装を製造・輸入する業者
- ② 器具・容器包装を使用する業者(食品製造業、食品加工業)
- 器具・容器の安全性とは
- 1)「容器包装及びその原料の安全性」の定量的考え方
- ① 当該物質が発がん性を有しないこと
- ② 当該物質が構造的に二重結合を有している物質、塩素を含有している物質は要注意
- ③ 毒物、劇物に該当しないこと
- ④ 当該物質の分子量が1,000以上であること など
- 2)合成樹脂容器包装で発生した主な安全衛生問題
- ① フタル酸エステル、
- ② 塩ビモノマー
- ③ 蛍光塗料
- ④ BHT
- ⑤ PANモノマー、ビスフェノールAモノマー
- ⑥ 発泡スチロールのモノマー、揮発性成分
- 器具・容器包装の法規制の改正
- 1)改正の背景
- ① 食品の輸出入の増大(TPPの導入、輸出入のグローバル化)
- ② 法規、基準の国際的整合性の必要性
- ③ 可視化できる法規への要求の高まり
- 2)ポジティブリスト(PL)制度の導入とその法制化
- ① 対象とする器具・容器包装
a.合成樹脂製(最優先)、b.紙製、c.金属製、陶磁器製、木製、天然繊維製など - ② 対象とする材料
a.モノマー、ポリマー、添加剤(最優先)、b.接着剤、着色剤、塗剤など、c.印刷インキなど
- 3)溶出試験、規格値の見直し
- 4)確認登録制度の導入
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器具・容器製造工場へのGMP管理の導入
- リサイクル材料の安全性担保
以上【開催場所】
東工大蔵前会館
http://event.telescoweb.com/node/9641
開催場所:東工大蔵前会館3F手島精一記念館3F・東京急行・大岡山下車徒歩1分
改札出口の正面に蔵前会館があります。 - 日本の器具・容器包装の規制にに関する法規