• 2020年6月の研究懇話会

  • 【開 催 日】
    2020年6月11日(木 ) 15:00~17:00
  • 【開催場所】
    Web(ZOOM)会議
  • 【講  師】
    住本充弘 (当会会員)
  • 【題  目】
    「最近のパッケージから予測する今後の成長に向けての課題」
  • 「概要」
  • interpack 2020がコロナウイルスの件で延期になったが、世界では次々と新しい包装が発表されている。日本は若干受け身の感じであるが、最近の世界の包装事情からみた今後の開発課題を想定した。若干情報の収集に偏りがあるが、独断と偏見でまとめた内容にについて紹介する。

    [パッケージのキーワードは]

    1. • 公開情報では、プラスチック包材の再生利用が圧倒的に多く、次のLess packagingや再生しやすい包装形態が提案され実用化されている。
    2. • 空気利用など新しい包装形態が提案され実用化されている。
    3. • 紙の見直しの面から、バリア製付与の提案や冷凍食品に採用の事例がある。
    4. • 包装機械、印刷機械などの加工機メーカーが機械の製造だけでなく、生産工程の管理などを含むプラットフォーム構築を電機メーカーなどと組んで提案してきている。
    5. • 生産面では、世界的にも小ロットから中ロット対応の方式を確立し、大ロット対応と生産工場を分けている場合がある。
    6. • 包装材料では、グラフィックデザインだけでなく、消費者とのコミュニケーションを強く図る方向で、interactive package,connected packageやネット購入の商品の正規品確認方法など偽造防止技術がクローズアップされてきている。スマホを如何に活用するかが、今後の包装にとって重要であり、startup企業との連携が目立つ。
    7. • 新しい技術を発展途上国が導入する事例が出てきている。


    以上